SSブログ

アスパラ用のピーラー [お道具]

調理の道具 その9

春から夏のアスパラが出ている時期にだけ活躍するアスパラ用の皮むき
(ピーラー)がある。
2年前の6月にドイツに行ったときに購入したもの。6月のドイツは
シュパーゲルと呼ばれるホワイトアスパラの旬。色んな所でホワイトアスパラ
に出会える。
最初にお店で出会ったときにはその太さに驚いた。直径2.5センチは
あろうかというもので胡瓜くらいの太さがある。本当にこれはアスパラ
なのだろうかと思うような大きさ。味は決して大味ではなく、日本の
ホワイトアスパラと同じように美味しい。ただ、この太さは飲食店だけ
だろうと思っていた。

各町にある広場では午前中は市が立っている。その市の野菜売場で
巨大なシュパーゲルがあるのを発見。
調理されたものよりも太い直径3センチくらいのものがどっちゃりと
積み上げられていた。これがノーマルサイズらしい。シュパーゲルだけで
おなか一杯になりそうだ。

話は少しそれるけど、ドイツ人は本当に大量の食物を摂取していた。
「小さい」シュニッツェルという子羊のカツレツを頼むと大人用の
ぞうり位の大きさのものが出てくる。普通のものを頼んだらどうなる
のか怖い。と思っていたら斜め前の席のマダムが普通の大きさのものを
食べていた。遠くにあるんだけどでかい。また別の食事でドイツの
一般的な量のセットを頼んだ時には、子供の頭くらいの大きさの
アイスヴァイン(豚の塩漬け肉)が一人一つ(日本だったら4〜5人前)、
たまねぎたっぷりのオニオングラタンスープ、サラダ山盛り、デザートに
直径30センチくらいアップルパイ1/6がやってきた。そんなセットを
ぺろりと平らげるドイツ人を見ていると、こんな人たちにはスポーツでは
勝てないのではないかと本気で思った。参りましたという感じだった。

そんなシュパーゲルの収穫に沸くドイツで売っていたのがアスパラ用の皮むき。
トングのような形状で片方が縦型のピーラー、もう片方はアスパラを
受けられるように軽くくぼみが出来ている。
アスパラピーラー.jpeg
面白がって買ってきたが、日本の細いアスパラにも使い易い。
一番使うのはホワイトアスパラのピクルスを作る時、3キロ位の
ホワイトアスパラを次から次へと皮を剥く時。ただ、アスパラの時期が
過ぎるとめったに使われなくなる。

このお道具は あの時のドイツのシュパーゲルを思い出すための道具なのだ。
年に数ヶ月の出番だけど、大切に使っている。

nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 1

コメント 2

chiiboh

突然お邪魔します。
ピーラーが壊れてしまい、検索していたらたどり着きました。
使っていたのは縦型のピーラーで、なかなか同じものが売れていないようです。
アスパラ専用っていうのも面白いですね。
ところで、仔牛のカツレツ…旅行にて食べました。
ドイツのザルツブルクからウィーンへというパック旅行でしたが、
あの美味しさは忘れられません。
素敵な記事で…懐かしい思い出がよみがえりました。有難うございます。
by chiiboh (2008-08-23 22:48) 

幸福もん

>chiibohさん
はじめまして。
ピーラーは私も断然縦型です。

日本では横型が主流なので、壊れそうになったら即新しいのを探し
始めないとなかなか見つかりません。
アメリカでは縦型が主流だと聞いたことがあります。

ドイツでは私もいろいろ美味しい物に巡り会いました。
プレッツェルの話も書いていますのでよろしければまたのぞいてください。
by 幸福もん (2008-08-24 09:13) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

丸ズッキーニでん八 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。