SSブログ

更科そば [近所の食卓(札幌圏の飲食店)]

その蕎麦屋は、いつも なんと言う名前のお店なのか判らない。
お店の外の暖簾に「更科蕎麦」と書かれているので、ここは更科蕎麦
と言うのが屋号だとしてお話を進めよう。

そのお店は、幾春別(いくしゅんべつ)にある。幾春別は炭鉱町
として栄えた場所。北海道にはそんな炭鉱町が沢山ある。
そこを訪れるたびに、北海道は本当に炭鉱で栄え、それらを暖房に
使っていたのだというのを感じる。

今は寂しい感じのその町に、レトロな蕎麦やがある。
作ったレトロではなく、正真正銘本物のレトロな蕎麦やなのだ。
ペンキが塗られた木製の扉は昔の小学校を思わせる。金色の文字で
どこかの店名が書かれたような鏡、お店の真ん中に鎮座するだるま
ストーブはもちろん煙突付き。
お店はお客さんで一杯でにぎわっている。エプロンをしたままの
お母さんが子供と食事をしていたり、本当に昭和に見た風景が
そこにある。近所の美味しい蕎麦屋という佇まい。

今日は何を食べようかなぁという相方に「ざるも良いけど、
今日は寒いから汁そばも良いなぁ。私は鴨南蕎麦が好きだなぁ」
等と言っていると「そんなハイカラな蕎麦は無いと思うよ」と
いわれる。ご名答。鴨南蕎麦はありません。鶏そばはあったけれど、
結局 ざるそばにする。
更科そば.jpeg
使い込まれた塗りの蕎麦容器に真っ白な更科そばがのってくる。
端っこの方の太さが不均一な所もはいっている。すすると蕎麦の
よい香りがする。そばつゆは、蕎麦猪口にたっぷり。鰹と昆布の
そばつゆは、醤油が丸い感じのつゆ。
昔ながらの 手を抜かない蕎麦という感じの蕎麦屋。
少々不便な場所だけど、レトロな店内も含めて ちょいと
ドライブしたい時にでも。
もちろん、りんご祭りのお帰りにも。
札幌から行くと同じ方面というだけで、毛陽と幾春別は直線距離
でも8キロほど。決して近いとは言えないけれど。

更科そば
三笠市幾春別1  公園の前
火曜休み

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

毛陽りんごまつり三笠の道の駅 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。