ビストロヴァンテール [近所の食卓（札幌圏の飲食店）]
年月というものはだんだんと重なっていくもので、昨日 結婚15周年を
祝って食事に行ってきた。
以前から行きたいと思っていたビストロヴァンテール。
「ビストロ」というものの、私の感覚ではもうちょっとフォーマルな感じ。
シャンパンを飲んで、アミューズをつまみながらメニューを決めて、
ワインはサーブして貰うっていうのはビストロという感じではない。
テーブルの間隔が狭いのでグランメゾンとは行かないけれど。
それでも、気軽にと言うよりはちょいとおしゃれをして行きたいお店。
かなり興味があったクネルとパテ・アン・クルート。結局は、
クネルが入ったコースにパテ・アン・クルーとを加えて組み立てて
貰うことに。しかも、パテ・アンクルーとは2人で1皿をシェア
したいというお願い付き。1皿フルに付け加えてしまうと、
ボリュームが多くなりすぎるのではないかと思ったから。
最初からちゃんと2皿に分けて持ってきてくださる事に。
その他にも、お高くなりすぎないサービスが心地よい。
ワインは目の前でデキャンタージュしてもらう。そこで出てきた
のが漏斗のような銀色の金属部品。これをデキャンタの口に取り
付けてワインを注ぐと漏斗の底ではなく、外周に小さな穴があった
ようでシャワーのようにデキャンタの壁面に向かってワインが飛び出す。
噴水が壁を伝うように流れ、あっという間に空気にふれるという
すばらしさ。おおっ。素直に驚き、喜ぶ。多分目を見開いて
ぐりぐりになっていたと思う。
1皿目のサラダには鴨モツに火を通して小さく切ったものや、
ころころに切って軽く揚げたジャガイモがベビーリーフの上に
乗っている。かりっとベーコンや半熟卵も加わっていろんな
食感が楽しい。味もそうだけど、噛み応えというのも重要な味の一員。
そしてパテ・アン・クルート。これは豚・フォアグラ・レバーなど
をバイ生地に包んで焼き上げたパテ。イギリスパンのような
形に焼き上がったものを5センチくらいの厚さに切り分けて1皿に
なる。更に我々はその半分。一口食べてはぁーっ。ずっしり重くて
みっちり詰まったパテ。美味しい。美味しいものはあまりご託を
並べず旨いで良いと思う。そううなずきながらいただく。
そばにあらく潰した粒胡椒、リンゴのコンフィチュールなどが
添えてあって、それぞれと一緒に食べるとまた違った美味しいさ。
大統領椎茸に道産羊の挽肉を詰めて焼いたものは、なんだか
ハイカラな名前が付いていたのだが、酔っぱらいなので名前を
覚えていない。大統領は椎茸のブランドの１つで肉厚な椎茸。
我々がすきなおでん一平でも使っている。その椎茸の傘に
挽肉をつめて網脂で包んで焼いてあるのだろうなぁ。羊肉には
エスニックな香り。何だろう、八角みたいなアジアテイストを
感じると思って伺うと わざわざシェフに確認してくださり
クミン・コリアンダー・オールスパイスなどと言うこと。
コリアンダーかなぁ。香りのある羊肉にはこんな香辛料の
効いた味が向いている。
クネルを持ってきていただき説明いただく時に、タラバガニや
海老などの美味しいものが沢山入っていますという説明が気に入った。
美味しいものが沢山入っているのは良いなぁ。ふんわりムースの
様なクネルに甲殻類のソースをたっぷり付けていただく。
耐熱容器に入れてそのまま焼いてあるので、ソースの縁の所が
ぱりぱりの香ばしさ。ここもこそげて、パン1個つかってなめるように、
ソースをすくい取る。これは残してはいけないものだと思う。
だって、美味しものが沢山入っているのだから。
食後にチーズもいただき、勿論デザートも。
サヴァランはしっかり目の焼き生地にお酒をしみこませたデザート。
ビストロヴァンテールのは、間にバナナが挟まり、上部に
ラムレーズンアイスが乗ってやってくる。サヴァランそのものの
洋酒よりも、ラムレーズンのラムがしっかり効いている。そして、
後味にほんのりミントの香りでさわやか。バナナが挟まっている
のを見て、よく一緒に美味しいものを食べる友人がバナナ嫌いなのを
思い出す。彼女がこれを頼んだら泣くね。我々はもちろん美味しく
いただいた。
ゆったり食事して3時間。食事をするにはやっぱりこれくらいは
かかる。ゆったりとした良い時間。
これからまた日々を重ねていくけれど、良い時間を沢山持つことが
出来ますように。
これからもよろしく 相方殿。
＜この日いただいたメニュー＞
シャンパン：マルキドサド ブリュット ロゼ
アミューズ・パテ入りプチシュー
鴨いろいろのニース風サラダ
パテ・アン・クルート
カボチャのスープ ブルーチーズとクルミの香り
ブルーチーズの塩味とローストクルミと油がアクセント
大統領椎茸と道産羊の詰め物
クネル
チーズ：白糠・エポワス どちらもウォッシュタイプのチーズ。
白糠は今回初めて食べる。香りや癖は強くないものの、うまみは
十分で道産のナチュラルチーズもだんだん良くなってきていると
感じた1品。
エポワスはマールで表面を拭いて作ったウォッシュチーズで
とろとろの食べ頃。強すぎない香りもあってよろし。
ピラミッド 山羊乳チーズ。熟成の進み方によって中のポロポロ
具合が変わってくる。山羊乳の香りがしっかり。
ハードチーズ：名前失念。花びらのように削るジロールが欲しくなる。
ワイン：シャトー：ド・ペズ2005
サヴァラン
エスプレッソ
札幌市中央区南3条西2丁目
KT3条ビル 1階 都通路面
日曜定休
12：00〜14：00 18：00〜21：30
祝って食事に行ってきた。
以前から行きたいと思っていたビストロヴァンテール。
「ビストロ」というものの、私の感覚ではもうちょっとフォーマルな感じ。
シャンパンを飲んで、アミューズをつまみながらメニューを決めて、
ワインはサーブして貰うっていうのはビストロという感じではない。
テーブルの間隔が狭いのでグランメゾンとは行かないけれど。
それでも、気軽にと言うよりはちょいとおしゃれをして行きたいお店。
かなり興味があったクネルとパテ・アン・クルート。結局は、
クネルが入ったコースにパテ・アン・クルーとを加えて組み立てて
貰うことに。しかも、パテ・アンクルーとは2人で1皿をシェア
したいというお願い付き。1皿フルに付け加えてしまうと、
ボリュームが多くなりすぎるのではないかと思ったから。
最初からちゃんと2皿に分けて持ってきてくださる事に。
その他にも、お高くなりすぎないサービスが心地よい。
ワインは目の前でデキャンタージュしてもらう。そこで出てきた
のが漏斗のような銀色の金属部品。これをデキャンタの口に取り
付けてワインを注ぐと漏斗の底ではなく、外周に小さな穴があった
ようでシャワーのようにデキャンタの壁面に向かってワインが飛び出す。
噴水が壁を伝うように流れ、あっという間に空気にふれるという
すばらしさ。おおっ。素直に驚き、喜ぶ。多分目を見開いて
ぐりぐりになっていたと思う。
1皿目のサラダには鴨モツに火を通して小さく切ったものや、
ころころに切って軽く揚げたジャガイモがベビーリーフの上に
乗っている。かりっとベーコンや半熟卵も加わっていろんな
食感が楽しい。味もそうだけど、噛み応えというのも重要な味の一員。
そしてパテ・アン・クルート。これは豚・フォアグラ・レバーなど
をバイ生地に包んで焼き上げたパテ。イギリスパンのような
形に焼き上がったものを5センチくらいの厚さに切り分けて1皿に
なる。更に我々はその半分。一口食べてはぁーっ。ずっしり重くて
みっちり詰まったパテ。美味しい。美味しいものはあまりご託を
並べず旨いで良いと思う。そううなずきながらいただく。
そばにあらく潰した粒胡椒、リンゴのコンフィチュールなどが
添えてあって、それぞれと一緒に食べるとまた違った美味しいさ。
大統領椎茸に道産羊の挽肉を詰めて焼いたものは、なんだか
ハイカラな名前が付いていたのだが、酔っぱらいなので名前を
覚えていない。大統領は椎茸のブランドの１つで肉厚な椎茸。
我々がすきなおでん一平でも使っている。その椎茸の傘に
挽肉をつめて網脂で包んで焼いてあるのだろうなぁ。羊肉には
エスニックな香り。何だろう、八角みたいなアジアテイストを
感じると思って伺うと わざわざシェフに確認してくださり
クミン・コリアンダー・オールスパイスなどと言うこと。
コリアンダーかなぁ。香りのある羊肉にはこんな香辛料の
効いた味が向いている。
クネルを持ってきていただき説明いただく時に、タラバガニや
海老などの美味しいものが沢山入っていますという説明が気に入った。
美味しいものが沢山入っているのは良いなぁ。ふんわりムースの
様なクネルに甲殻類のソースをたっぷり付けていただく。
耐熱容器に入れてそのまま焼いてあるので、ソースの縁の所が
ぱりぱりの香ばしさ。ここもこそげて、パン1個つかってなめるように、
ソースをすくい取る。これは残してはいけないものだと思う。
だって、美味しものが沢山入っているのだから。
食後にチーズもいただき、勿論デザートも。
サヴァランはしっかり目の焼き生地にお酒をしみこませたデザート。
ビストロヴァンテールのは、間にバナナが挟まり、上部に
ラムレーズンアイスが乗ってやってくる。サヴァランそのものの
洋酒よりも、ラムレーズンのラムがしっかり効いている。そして、
後味にほんのりミントの香りでさわやか。バナナが挟まっている
のを見て、よく一緒に美味しいものを食べる友人がバナナ嫌いなのを
思い出す。彼女がこれを頼んだら泣くね。我々はもちろん美味しく
いただいた。
ゆったり食事して3時間。食事をするにはやっぱりこれくらいは
かかる。ゆったりとした良い時間。
これからまた日々を重ねていくけれど、良い時間を沢山持つことが
出来ますように。
これからもよろしく 相方殿。
＜この日いただいたメニュー＞
シャンパン：マルキドサド ブリュット ロゼ
アミューズ・パテ入りプチシュー
鴨いろいろのニース風サラダ
パテ・アン・クルート
カボチャのスープ ブルーチーズとクルミの香り
ブルーチーズの塩味とローストクルミと油がアクセント
大統領椎茸と道産羊の詰め物
クネル
チーズ：白糠・エポワス どちらもウォッシュタイプのチーズ。
白糠は今回初めて食べる。香りや癖は強くないものの、うまみは
十分で道産のナチュラルチーズもだんだん良くなってきていると
感じた1品。
エポワスはマールで表面を拭いて作ったウォッシュチーズで
とろとろの食べ頃。強すぎない香りもあってよろし。
ピラミッド 山羊乳チーズ。熟成の進み方によって中のポロポロ
具合が変わってくる。山羊乳の香りがしっかり。
ハードチーズ：名前失念。花びらのように削るジロールが欲しくなる。
ワイン：シャトー：ド・ペズ2005
サヴァラン
エスプレッソ
札幌市中央区南3条西2丁目
KT3条ビル 1階 都通路面
日曜定休
12：00〜14：00 18：00〜21：30
タグ：ビストロヴァンテール クネル
幸福もんにメッセージ
幸福もんへのメッセージはこちら↓から
ぐるめ何ですね♪
うらやましいかぎりです。
ソネくじもらって行きマース！
by minoes (2008-10-26 03:14)
>minoesさん
ただ、食べるのが大好きなのでした。
ソネくじ、どんどん貰って何か当たるといいですね。
by 幸福もん (2008-10-26 09:23)
結婚15周年おめでとうございます
行きたいお店がまた増えてしまいました
クネル食べてみたいです
行きたいお店リストに追加しておきます
普段は車で行くのでお酒飲むことないにですが
このお店ではワイン飲んでゆっくり食事していみたいですね
by mana (2008-10-26 14:11)
ゆったり時間をかけておいしいものを楽しむ。この先のお二人の行く末が何だか見えるようです。素敵な結婚記念日ですね。おめでとう！
by うさこ (2008-10-26 16:57)
＞manaさん
ありがとうございます。
このお店は本当にワインにこだわっている解るお店です。
セラーも席から見えて、楽しいです。
是非、車をおいてワインを楽しんでみてください。
＞うさこさん
ありがとうございます。
我々は本当にこうして年を重ねていくのだろうなと思います。
にっこり笑って美味しいものを食べ続けられるといいなと
思います。
by 幸福もん (2008-10-26 18:12)