イルギオットーネ クチネリーヤ [遠くの食卓（国内の飲食店）]
京都食べ歩きその６
２日目のランチは祇園の鴨川べりにあるイルギオットーネ・クチネリーヤ。
本当にお隣の料亭では夏になったら川床が出ていそうな鴨川のすぐ前。
目の前には鴨川が広がり、河畔をお散歩するイヌが行き交う。
ここは、昨年10月にオープンしたばかりのイルギオットーネの
ややカジュアルな2号店。
お店が狭いので席数は少ないものの、全体に活気があって気持がよい。
ランチを２つのコースから選び、ワインはグラスで貰うことにする。
グラスワインは赤白数種類ずつ用意してあって 名前を書いた黒板を
持ってきて説明してくださる。
テーブルに置かれた水のグラスがスナフキンのグラスなのがとても
気になる。ステム（足）が付いていないタイプのグラスでやや口が
狭まった赤ワイングラスの上部の様な形にスナフキンが彫ってある。
色は付いていないのでそれ程うるさくない。ちょっと欲しいなぁこれ。
まずは豆乳のムースに生うにが乗っかったものが登場。
この後もそうなのだけど、料理の器はほぼ全て真っ白で形が変わって
いる物が使われている。最初のこのお皿は小さめのボウルの片側の
縁がせり出している。丁度野球帽を裏返したような形。その張り出した
ツバの部分にオレンジのつぶつぶが乗っている。これはウニを粉状に
したものらしい。グラニュー糖みたいなドライなオレンジのつぶつぶは
口に含むと本当にウニの味がした。
菊菜のソースがしかれた上にプリン型の豆乳のムースがあり、その上
には生ウニ。生のほうれん草が添えてある。豆乳のムースは 口に
含んで「あっ、豆乳だ」とつぶやく。豆腐とはまた違うのだけど、
絹ごし豆腐のような、ふよんつるんと感と生ウニをソースのように
一緒にいただく。うまい。
次のお皿の帆立の生ハム添えは、半分に切った帆立を透き通るように
薄く切った生ハムで巻いてある。こんどは麦わら帽子を裏返したような
お皿の真ん中にそれが乗っていて、周りにはいろいろな色のカリフラワー
が乗っている。紫のカリフラワーは色を付けたのだろうか、それとも
こんな色の物があるのだろうか。それ以外にもつんととがった物や
黄色っぽい物など 小さな一房づつがツバの部分に置かれている。
それらのカリフラワーもそれぞれ味が違って面白い。これらは
京都の野菜なのだろうか。帆立はふっくら柔らかく、生ハムの
塩分でいただく感じ。生帆立も生ウニも我々と一緒に飛行機に
乗ってやってきたのかもね。
鴨のソテーは一口大に切った物と、やや歯ごたえをのこしつつ
しっかりと煮含めてある大根がおにぎりのような角の取れた
三角形の白いお皿の真ん中に乗ってきた。他の料理もそうなの
だけど、野菜の歯ごたえが残った状態に火が通してある。
私はそれがとっても気に入った。堅すぎず、歯ごたえを残して
火を通すというのは難しい。私は大体 やや固めと思って火を
通すのを止めるのだけど、ややではなくしっかり歯ごたえに
なってしまう。火から下ろした後に火が通ることも見越して
いるつもりなのだけど、もうちょっとだったかなぁという感じ
になっていることが多い。それでも柔らかいのより好きなのだけどね。
もちろん、くたくたに煮込む料理はそれはそれで好きなのだけど。
デザートの暖かいガトーショコラは予想した味だったのだけど、
フレッシュミルクのソルベは本当にソルベ。アイスではなく
あっさりさっぱり。本当だ、ソルベだ。あまり他では食べたこと
がない食感。これ、もうちょっと欲しいですと言いたくなった。
目の前を鴨川の流れと、お散歩の犬が行き交う場所で 美味しい
物をカジュアルな雰囲気でいただけるというのはこれまた良い
気分だった。ほろ酔いの良い気分で京都国立博物館に出かけましょうか。
＜この日いただいたもの＞
豆乳のムース ウニとほうれん草添え 菊菜のソース
帆立の生ハム巻き いろんなカリフラワーと一緒に
蕪とベーコンのフィットチーネ
ソーセージのココット煮込み
鴨のソテー 含め煮にした大根と一緒に
暖かいガトーショコラとミルクのソルベ
エスプレッソ
グラスワイン 白・赤
イルギオットーネ・クチネリーヤ
京都市下京区木屋町松原上ル2丁目 和泉屋町160
フジタ・ランブラス館１Ｆ
電話：075-353-8866
12:00〜14:00LO、18:00〜23:00LO 水曜休み
２日目のランチは祇園の鴨川べりにあるイルギオットーネ・クチネリーヤ。
本当にお隣の料亭では夏になったら川床が出ていそうな鴨川のすぐ前。
目の前には鴨川が広がり、河畔をお散歩するイヌが行き交う。
ここは、昨年10月にオープンしたばかりのイルギオットーネの
ややカジュアルな2号店。
お店が狭いので席数は少ないものの、全体に活気があって気持がよい。
ランチを２つのコースから選び、ワインはグラスで貰うことにする。
グラスワインは赤白数種類ずつ用意してあって 名前を書いた黒板を
持ってきて説明してくださる。
テーブルに置かれた水のグラスがスナフキンのグラスなのがとても
気になる。ステム（足）が付いていないタイプのグラスでやや口が
狭まった赤ワイングラスの上部の様な形にスナフキンが彫ってある。
色は付いていないのでそれ程うるさくない。ちょっと欲しいなぁこれ。
まずは豆乳のムースに生うにが乗っかったものが登場。
この後もそうなのだけど、料理の器はほぼ全て真っ白で形が変わって
いる物が使われている。最初のこのお皿は小さめのボウルの片側の
縁がせり出している。丁度野球帽を裏返したような形。その張り出した
ツバの部分にオレンジのつぶつぶが乗っている。これはウニを粉状に
したものらしい。グラニュー糖みたいなドライなオレンジのつぶつぶは
口に含むと本当にウニの味がした。
菊菜のソースがしかれた上にプリン型の豆乳のムースがあり、その上
には生ウニ。生のほうれん草が添えてある。豆乳のムースは 口に
含んで「あっ、豆乳だ」とつぶやく。豆腐とはまた違うのだけど、
絹ごし豆腐のような、ふよんつるんと感と生ウニをソースのように
一緒にいただく。うまい。
次のお皿の帆立の生ハム添えは、半分に切った帆立を透き通るように
薄く切った生ハムで巻いてある。こんどは麦わら帽子を裏返したような
お皿の真ん中にそれが乗っていて、周りにはいろいろな色のカリフラワー
が乗っている。紫のカリフラワーは色を付けたのだろうか、それとも
こんな色の物があるのだろうか。それ以外にもつんととがった物や
黄色っぽい物など 小さな一房づつがツバの部分に置かれている。
それらのカリフラワーもそれぞれ味が違って面白い。これらは
京都の野菜なのだろうか。帆立はふっくら柔らかく、生ハムの
塩分でいただく感じ。生帆立も生ウニも我々と一緒に飛行機に
乗ってやってきたのかもね。
鴨のソテーは一口大に切った物と、やや歯ごたえをのこしつつ
しっかりと煮含めてある大根がおにぎりのような角の取れた
三角形の白いお皿の真ん中に乗ってきた。他の料理もそうなの
だけど、野菜の歯ごたえが残った状態に火が通してある。
私はそれがとっても気に入った。堅すぎず、歯ごたえを残して
火を通すというのは難しい。私は大体 やや固めと思って火を
通すのを止めるのだけど、ややではなくしっかり歯ごたえに
なってしまう。火から下ろした後に火が通ることも見越して
いるつもりなのだけど、もうちょっとだったかなぁという感じ
になっていることが多い。それでも柔らかいのより好きなのだけどね。
もちろん、くたくたに煮込む料理はそれはそれで好きなのだけど。
デザートの暖かいガトーショコラは予想した味だったのだけど、
フレッシュミルクのソルベは本当にソルベ。アイスではなく
あっさりさっぱり。本当だ、ソルベだ。あまり他では食べたこと
がない食感。これ、もうちょっと欲しいですと言いたくなった。
目の前を鴨川の流れと、お散歩の犬が行き交う場所で 美味しい
物をカジュアルな雰囲気でいただけるというのはこれまた良い
気分だった。ほろ酔いの良い気分で京都国立博物館に出かけましょうか。
＜この日いただいたもの＞
豆乳のムース ウニとほうれん草添え 菊菜のソース
帆立の生ハム巻き いろんなカリフラワーと一緒に
蕪とベーコンのフィットチーネ
ソーセージのココット煮込み
鴨のソテー 含め煮にした大根と一緒に
暖かいガトーショコラとミルクのソルベ
エスプレッソ
グラスワイン 白・赤
イルギオットーネ・クチネリーヤ
京都市下京区木屋町松原上ル2丁目 和泉屋町160
フジタ・ランブラス館１Ｆ
電話：075-353-8866
12:00〜14:00LO、18:00〜23:00LO 水曜休み
幸福もんにメッセージ
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あぁ～、どのお料理も美味しそう～。
素敵な絵と文章で想像力を働かせています～。
また幸福もんさんの文章が本当にいいんですもん・・・。
色のついた（？）カリフラワーも面白いですね。
そして、鴨ソテー、大根いいなぁ・・・。
関係ないのですが、きょうの夕飯にぶり大根作って。
やっぱり大根はおいしいなぁ～と感じた涼でした。
by 涼 (2009-01-27 21:42)
＞涼さん
有り難うございます。文章を気に入っていただけると本当に嬉しいです。
実はつい最近、このお皿に乗っていたカリフラワーの一つを
野菜売り場で見つけました。紫のも生の色なのかもしれない
と思っています。
大根って美味しいですよね。
味がしみしみになっただいこんは大人の味だと思います。
ぶり大根 冬の味ですね。
by 幸福もん (2009-01-27 22:09)