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駒形どぜう [遠くの食卓(国内の飲食店)]

早春の東京軽井沢 その12

本当はホテルブレストンコートのメインダイニングでランチを食べてから
帰ってくるつもりだったのだけど、席が取れなかったので早めに東京に
戻って東京でお昼を食べることにする。
とは言っても、飛行機の時間はそれなりにゆっくりにしていたし、
ブレストンコートのチェックアウトは12時だしと言うことでちょっと遅め
のランチとなった。

さて。このランチは決めてこなかったねぇどうしようかと思ったけれど、
こんな時の浅草なのだ。
久しぶりに浅草の並木藪そばにでも行ってみようか。到着したのは13:30ごろ。
あぁあなどっておりました。日曜日の13:30なんてまだランチの時間帯。
いつも来るよりちと早い。人がたっぷり並んでいる。
こんな中で並んで入ったとしてもお酒を飲んでゆったりなんてしにくい。
どぜうにするか。

そのままぽてぽてあるいて駒形どぜうへ。
こちらも人が並んでいたけど、ここは店内が広い。しばらく待つと席に通された。
結局、東京に来るとここで飲み食いするんだよね、といいながら丸鍋を頼んで
一息つく。ここに来ると、江戸に来たという感じがする。昼間っからお酒を
飲んでも良い雰囲気というのが漂っている。
薄い皿状になった鍋にドジョウがきれいに並んでやって来て割り下が入っている。
炭がはいった七輪の上に置くと、汁が少ないのであっという間にゆだってくる。
ささがきゴボウを上にかぶせて、そばの木箱に入っている長ネギを輪切りにした
のをこんもりと乗せる。ドジョウも美味しいけれど、割り下で煮込んだこれらの
野菜がとっても美味しい。自分の小皿に取り分けて七味をぱらり。
そんな流れがどれも楽しい。

ドジョウはもともと泥臭い物だと思うのだけど、それを全く感じさせない下処理に
頭が下がる。そして、気の短い江戸っ子も怒らせない あっという間のできあがり。
ここに来るとゆったりしつつも、すぐに食べ物にありつける。

毎回頼もうかどうか迷うくじらを今回は注文。くじらも、さらし鯨にしようか、
鯨ベーコンにしようか迷うのだ。私自身は鯨を食べ始めたのは大人になってから
だけど、北海道育ちの相方は小さい頃の給食でもおなじみの食材だったらしい。

前回食べて さらっと美味しかった玉葱の甘酢漬けも頼もう。
駒形どぜう.jpeg
玉葱の外側に付いた真っ赤な色がレトロな感じを盛り上げる。さらっとした甘酢が
口の中をさっぱりさせる。すき焼きのような甘辛しっかり味のどぜうなべを食べて、
このさらっと甘酸っぱい玉葱を食べる。酒を呑む。店の人の客あしらいを見る。
そのどれもがしっくりと来る感じ。だから来てしまうのだろうな。

さて、名残惜しいけど 帰路につこうか。
札幌の自宅に帰り着いたのは20:00頃だったのだけど夕食は食べず。
さすがに2泊3日でたんとたべたからね。大変美味しい旅でありました。
あぁ楽しかった。

<この日駒形どぜうでいただいた物>
どぜうなべ
ささがきゴボウ
さらしくじら
玉葱甘酢漬け
江戸風卵焼き
熟撰ビール
ます酒

前回 こちらに来たときのなお話はこちら
駒形どぜう本店
東京都台東区駒形1-7-12
03-3842-4001

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mei

私は神奈川県育ちですが、鯨はから揚げになって給食に登場していました。
真っ黒でかたくて大嫌いでしたけど(^^;;。
by mei (2010-02-16 14:31) 

幸福もん

>meiさん
関東でも鯨を食べていたのですね。
くじら文化圏は結構広いのかもしれませんね。
by 幸福もん (2010-02-16 23:45) 

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