SSブログ

チョンノピンデト [旅のお話]

2010年韓国満腹の旅 その14

夕食が食べられるのもこの日が最後。なんだか早い。
そうとなったら 梯子をしなくっちゃ。
まず最初に向かったのはピンデトやさん。ピンデトというのは、豆で作ったチヂミ。ここは有名店らしく、地元のお客さんで一杯。居酒屋といった感じで とっても賑やか。みんな楽しそうに食べ、しゃべり、笑っている。いい気候の時期と言う事もあって 表は開け放してあり 道路と店を分けるのは柱だけと言うかんじ。
運よく隅のテーブルに案内される。最初に持ってきてくれたのは韓国語のメニューだったのだけど、判読できていないのに気が付いて 日本語メニューを持ってきてくれた。

ピンデトは3種類のうち2種を選ぶ事ができる盛り合わせでお願いする。キムチと豚肉で。これに、海鮮チヂミをプラス。例によって例のごとく 歩いてきて暑かったので最初はビールを貰い、その後マッコリにすることにする。
やってきたピンデトは通常のチヂミよりも一回り小さな直径15センチ程度。これが2枚直径20センチ程度のお皿に乗っているので殆ど重なって乗っていた。まるでホットケーキの様。この庶民的な感じが面白い。
ピンデト.jpeg
それまでの私の感覚だと、直径15センチのお皿2枚にそれぞれ盛るか、楕円のお皿に2枚盛るかと言うのを思い浮かべる。しかし、その大きさのお皿に盛り付けられてきたら テーブルに乗り切らないおそれがある。ここはやっぱり2枚重ねて登場が正しい。

そして、このピンデトは表面がかりっとしていて ちょっとビーフカツレツっぽい濃い茶色。そのかりっと感が驚くほどうまい。豆で作られているので、普通のチヂミに比べるともっちり感が少ない。その分、かりっと焼き上げる事でさくさく、ほろほろという感じが良い。これはビールに非常に合う。うまーい!
ふと近くの机を見ると、マッコリの空瓶が足元に沢山積まれている。8人ぐらい座ったテーブルだったけど、皆さんぐんぐん飲んで 楽しく騒いでいる。マッコリはアルコール度数が7度程度と ビールとそう違わずワインの半分くらい。ある程度量を飲んでも大丈夫。このお店ではマッコリはプラスティックのボトルごと出ていた。
さぁ、うらやましいので我々もマッコリをたのもう。なんと、韓国に来たのに3日目にして初マッコリなのだ。やわらかなペットボトルに入ったマッコリをぐるぐる混ぜて 器に注ぐ。白濁して とろりとしたマッコリ。これもピンデトやチヂミに合う。韓国ではチャミスルみたいな焼酎の消費のほうが多いらしいけど、韓国料理とマッコリはやっぱり相性が良い。

かりっかりのピンデトとは対照的なのが海鮮チヂミ。もちっとした生地に海鮮が沢山入っている。これはこれで美味しい。表面はちょっとぱりっとしていて 中がもっちり。チヂミはこれが魅力だね。手元にある出汁醤油の様なたれに漬けながら食べる。活気のある店内で こちらも嬉しくなって 少々大きめの声で話す。

さ、次のお店に行こうか。
会計をして店を出ると、道にまであふれた長蛇の列だった。ちょいと早くに来たのが正解。

チョンノピンデト
02-725-7797
ソウル市鍾路区(チョンノグ)貫鉄洞(クァンチョルドン)256
10:00-23:00
日本語不可だが、日本語メニューは有り

nice!(4)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 4

コメント 4

mei

おいしそうですねー。
ピンデトって初めて聞きました。
うー、たべてみたい!
by mei (2010-10-14 16:41) 

幸福もん

>meiさん
そうなんです。私も初めてでした。日本では見かけません。
これが美味しかったです。
私もまた食べたいです。
by 幸福もん (2010-10-14 23:37) 

うさこ

お豆のチヂミもあるんですね。食べてみたいなーカリカリの食感が良さそう。
活気ある店内で「こちらも嬉しくなって 少々大きめの声で話す。」というところが、じんわりといい感じですね。雰囲気も含めて、味わってみたいです。
by うさこ (2010-10-18 18:51) 

幸福もん

>うさこさん
あの、かりかり感はたまりませんでした。
日本でもどこかでやっていればいいのにと思いましたよ。
なんとなく、雰囲気が伝わって嬉しいです。
by 幸福もん (2010-10-18 22:17) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。