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あなたへ [映画と本のお話]

いつもはつけない時間帯にテレビをつけたらNHKの高倉健さんの特集で その特集を見てしまったとか、半分ほど読んだ所でほおってあった対談集を読み進めると高倉健さんの項がすぐに出て来たとか そんな諸々が重なった。
いろんな事が 私にこの映画を見に行けと誘っているような気がして観に行った。

堅物の主人公 健さんは晩婚で子供もいなかった。奥様との日常は穏やかに過ぎて行ったと思っていた。その奥様に先立たれ、手元に届いた謎の絵手紙から始まる物語。
嘱託で働いているこの職場をやめたら 一緒に旅をしようと計画していたのに果たせなかった。その旅を1人で始める事になる。
であった人々の色々な人生、色々な夫婦の形が垣間見える。他人だからよりはっきりと見えてくるのかもしれない形。

映画を観ながら 色々な人生があるが、自分はどうだろうと考える。
将来に対する「あれもしようか」「これもしようか」という夢と それが実現できるかどうかは解らないという切なさ。それはどんな年であっても 将来が確実に訪れると言う補償はない。
今を大切に、今思っている気持ちを大切な人にはきちんと伝えておかなければと言う気持ちになる。伝えると言う事は大事なことなのだ。

いろんな事を考えた映画でした。

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