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ムーンライズ・キングダム [映画と本のお話]

ムーンライズ・キングダムは 小さな島で起こった12歳くらいの少年少女の駆け落ちのお話。

とても絵本的に作られている。それは、映像もそうなのだけど、「どうして」そうなったのか、「何故」そんな風になっちゃったのかなどという説明が語られない事が多い事もそう。色々説明しないけど、そうなっちゃったのよという風な作りは絵本っぽい。

1960年代、ボーイスカウトでサバイバル術には長けているけれど、人付き合いには難ありの男の子と、家庭内で「問題児」と思われているエキセントリックな女の子がある時であって 文通をしているうちに駆け落ちしてしまう。駆け落ちの際に女の子が持っていくのは、レコードプレーヤーとお気に入りの本。日曜日の教会用の靴をはき、綺麗なミニワンピ、まぶたは真っ青なアイシャドー。その姿で 山にも木にも登り、谷も降りる。

真っ青なアイシャドーや乾電池式のポータブルレコードプレーヤー、着ている服も60年代感がたっぷり。家のシーンでも ちょっと無骨な木製家具やカーテンなどがかわいい。

ブルースウィルスが非常に人間味のあるちょいお疲れの警官をやっているのがなかなか。それに、主人公の子供たちは あんまりかわいくないのだ。それなのに、見ているうちにだんだんとかわいくなってくるからおかしなものだ。

人は間違いを起こすし、恋にだっておちる。それは大人も子供も一緒。
そんな事を考えながらゆったりと観た映画でした。

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