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阿川さんちのメニュー [映画と本のお話]

エッセイストの阿川佐和子さんの食に関するエッセー「残るは食欲」を読んでいた。
この中にはなかなか魅力的な食べ物が沢山登場するのだが、その中でも家庭の料理として書かれていた大根の料理がとっても気になったので作ってみた。

エッセーの中では非常にさらりとした書き方だったので 自分なりに解釈しております。
<阿川佐和子流 焼き大根>
1.大根の皮をむいて2,3センチの厚さに輪切りにする。
2.鉄のフライパンにやや多目の油を引いて 軽く水で戻した出汁昆布を小さくカットして投入する。
3.火は弱火~中火で油にじんわりと昆布の味を出す。
4.昆布の味が出た所で 1の大根を投入して弱火で焼く。
5.大根の表面にいい焼き色が付くように、じんわりと焼く。蓋はしない。
 焼き目を見ながら 40分ほど焼く。表面に焼き色が付き、ちょい透明に近くなったら塩をふってできあがり。

単に焼いただけなのに非常にうまい。
そう言えば、以前焼き大根にしょっつるを掛けるという料理があった。この料理は油に昆布で味をつけるというところがポイント。そう言えば、あまり大根って焼かないなぁ。
でも、この料理は簡単なのに大変美味しかった。難点は時間がかかる所。平日の料理ではちょっと難しいかな?

こうしてエッセーに載っていた料理が我が家の定番になる事がある。
ジローラモさんのエッセーに載っていた ママンが作ってくれるラグーも我が家の定番になった。
こんな風に 文字でみた物を形にするのってなかなか楽しい。
阿川さん ありがとうございました。

残るは食欲
阿川佐和子著
新潮文庫

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mei

この本、ちょっと気になっていました。
油に昆布の旨味を出すのですね。
初めて聞きました!
大根は、砂糖と醤油のカラメルでステーキにするのもおいしいです。
煮た大根の水気を切って焼く。
というレシピもありますよ。
by mei (2013-06-10 15:07) 

幸福もん

>meiさん
煮た大根の水気を切って焼くというのはたまにやります。
焼き目を付ける感じで。
その、砂糖と醤油のカラメルでステーキというのも惹かれます。
今度やってみます!
by 幸福もん (2013-06-10 23:24) 

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