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攻殻機動隊 原画展 [映画と本のお話]

出張の前日が珍しく休日。休日に出立するのは、お休みが半分になってしまうという欠点はあるけれど、この日を東京で過ごすと考えると 逆に楽しくなってくる。
ちょうど西武池袋店で攻殻機動隊の原画展をやっているというので行ってみた。
攻殻機動隊.jpg
攻殻機動隊というのは、映画やTVシリーズになったアニメーションシリーズ。
アニメプロダクションとしては スタジオジブリが有名だけど、この攻殻機動隊を作っているプロダクションIGは大人向けアニメーションプロダクションとしては有名処なのだ。

攻殻機動隊は、公安9課という近未来の公安の組織の一つが舞台。体の一部かすべてをサイボーグ化した人が電脳戦を仕掛けるという内容。
こう書くと荒唐無稽な感じだけど、これがしっくりきてしまう上に だんだんと時代がこれに近づいてきている。多くの監視カメラの映像と顔特定の技術があれば、誰かがどこで何をしていたかなんて すぐに解ってしまう。
多くのコンピュータで制御されている列車や飛行機などの交通機関はハッカーによって手繰られてしまう可能性もある。笑い事じゃないのだ。

今回 原画展を見て思ったのは そんな作り事をリアルに見せるのは影なのだという事。色を乗せる前の原画と指示書なども多く展示されていたけれど、光がどこからどのように当たっているのかという指示がとても多い。
フィルム映画でもライティングはとても大事だけれど、2次元の世界を3次元に見せるのは影の描き方なのだ。それをとても強く感じた。
背景も人物も 影が入るとぐっと立体として持ち上がってくる。

自分でも絵を描いていてもそう感じていたことが そのまま展示されていたという感じ。
なかなか興味深い展覧会でした。

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