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駒形どぜう [遠くの食卓(国内の飲食店)]

軽井沢旅行その1

札幌からだと軽井沢へは避暑という感じはしないけれど、関東圏では
まだ残暑厳しいこの時期、軽井沢へ旅行へ行ってきました。
何故軽井沢?それは追々。

目的地は軽井沢ながら途中でちょいとお昼ご飯でも食べていこう 
と言うことで、浅草の駒形どぜうへ。私はどうしてこうも江戸っぽい
食べ物に惹かれるのだろう。

駒形どぜうは店に入ったときから、平成ではない時に飛ぶ気がする。
座敷に上がると、靴は下足番の人が管理をして 木札を渡される。
これは最後にお会計を済ませて、お会計が済んだ印の木札に替えて
貰わないと 靴を出して貰えない仕組み。そんな一つ一つがなんだか
今っぽくなくて良い。

いつもはお昼と夕方の間の人が少なめの時間を狙っていくのだけど、
今回は乗り継ぎのちょいと寄り道なので開店と同時に入る。店の正面
には盛り塩がされていた。いつもは多くの人が通った後だったので
踏み荒らされた跡だったけど、こんなにきれいに盛ってあったんだね。

暑い中を歩いてきたのでまずはビール。あぁ、午前中から呑んでいるなんて。
ダメな大人になったもんだ。茶豆をつまみに呑んで、鯉のあらいをつまむ。
鯨肉も気になったのだけど、夏の日差しの下を歩いてきた身には鯉のあらいだった

そして丸鍋。どじょう鍋にはドジョウが丸のまま並べられている丸鍋と
小さなドジョウを一つ一つ裂いて内臓などを取り除いた裂き鍋がある。
形のまま入っているのは見た目がどうもという向きもあるだろうけど、
私は内臓や骨も含めて味わいと歯ごたえがある丸鍋が好き。
このどぜう鍋を頼むと七輪の上にドジョウがぎっしり並んだ鉄鍋が乗って登場する。
そして大量のネギと七味・山椒が入った木の箱。これがどぜう鍋のセット。
どぜう.jpeg
割り下とドジョウがはいった鍋に追加で頼んだささがきゴボウと
輪切りのネギをたっぷり乗せて。割り下で炊くネギとゴボウがまた
美味しいのだ。どぜう鍋を食べるにはやっぱりビールというより、
日本酒だよね 相方との息もぴったりで 日本酒を頼む。
あぁ、更にダメな大人になっていく。
ぐつぐつ煮立つドジョウと味のしみたゴボウとネギを食べて 
ゆるゆると時を過ごす。

ダメな大人って楽しいもんだ。

駒形どぜう
東京都台東区駒形1-7-12
11:00-21:00 無休

以前書いた駒形どぜうの話 「ドジョウの記憶」はこちら

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うさこ

どぜう、って書くんですね。どじょうってどんな味がするんでしょう。ずっと柳川鍋なら食べたことがある気になっていましたが、それは「柳川風」だったことがわかりました。大人の味なんでしょうね。
by うさこ (2008-09-12 14:28) 

幸福もん

>うさこさん
この駒形どぜうが 当初「どぢやう」だった物を4文字では縁起が悪いと
「どぜう」として繁盛したそうです。
ドジョウは泥のあるところに住んでいるので泥臭いという話しを聞いた
事がありますが、駒形どぜうのどじょうはそんなことはなく、
すき焼きのような味付けで汁だくでぐつぐつ煮る感じです。
卵なしで食べるすき焼きの魚版ですね。
柳川だと卵が落としてあるのでさらにすき焼きっぽいですね。
牛肉と違って脂分があまりないのであっさりしています。

by 幸福もん (2008-09-12 18:43) 

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