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THE BARN [ちょっと遠くの食卓(道内の飲食店)]

実家の父が北海道にやってきていた。ニセコに数日滞在し、その後札幌に移動する予定。
父を迎えがてら ニセコで一緒に食事をする。

この日予約をしていたのは 比羅夫(ひらふ)にあるTHE BARN。
ヨーロッパの駅を思わせる天井が高くて前面がガラス張りになっているレストラン。
メニューはプリフィックスのコース1本。前菜を2種類の中から、メインを4種類の中から選び、これにスープとデザートが付くというのもの。
父とは別々の物を頼み、シェアする事にする。

私が選んだ前菜は野菜のコンポート。
THE BARN.jpg
コンポートというと、甘く煮たものを想像していたのだけど 軽く煮た物を型に入れて寄せたようなもの。ズッキーニや茄子、パプリカ、トマトなどの夏野菜がたっぷりと寄せられていて 見た目にも美しく、ひんやりと美味しい。
一緒のお皿にサラダも添えられている。葉物野菜だけではなく、ニンジンを千切りにし干しぶどうを加えたサラダや 蕪などのぽりぽりとした野菜を食べ応えのある塊でというものも一緒に入っていて、色々と楽しい。
野菜たっぷりの前菜でスタート。

父の前菜は自家製プティサレとフォアグラのテリーヌ。
プティサレは塩豚のこと。しっかりと味付けられ 熟成した塩豚とフォアグラをまとめてテリーヌにしてある。形としては、私の野菜のコンポートと同じで 多分同じ型にはめて作られている。形は同じなのに、一方は野菜たっぷりで 野菜の甘みが感じられるもので、もう一方はしっかりと塩味が感じられる肉たっぷり版と対比が面白い。

メインの鴨肉は、もも肉を綺麗なピンクにローストして 食べやすい大きさにそいであり、たっぷりの野菜と一緒に盛り付けてある。黒っぽいソースはグリオットソース。黒さくらんぼらしい。鴨肉に甘酸っぱいフルーツのソースというのは本当に良く合う。ちょっと冬っぽいお料理なのだけど、鴨肉ってすきなのだよなぁ。

父のメインは牛ほほ肉の煮込み。ほろりと崩れる肉に赤ワインのソースを合わせてあり これまた美味しい。こちらは面取りしたジャガイモやニンジンなども付け合せになっていて その野菜でソースをすくって食べるのもまたいいのだ。

そして、この日いただいたグラスワインの白がなかなか美味しかった。
というのも、ここのオーナーはフランス人でお父様がワインを作っていらっしゃるそう。そのお父様のワインがここのハウスワイン。ちなみに、白も赤もあるらしいのだけど、赤は冬で売切れてしまったそう。ここニセコは冬にはオーストラリア人が大挙して押し寄せるスキーリゾート。夏よりも冬で商売をしている所が多いという北海道でも結構珍しいタイプの場所。
夏は予約などが取り易いのだけど、開いていないお店なども多くて 冬の海の家みたいな感じ。
夏もよいところなのだけどねぇ。

札幌から車で2,3時間のニセコは 近いのだけどなかなか行く機会が無い場所。
父がここに来てくれた事で いく良い機会になった。
今回は父と2人きりだったというのもあり、まぁよくおしゃべりしました。大人になってから父とこんなにしゃべる機会というのもそんなに無いので これまた良い機会でした。
そんな色々な機会に感謝。

<この日 THE BARNでいただいたもの>
野菜のコンポート
自家製プティサレとフォアグラのテリーヌ
ズッキーニの冷たいポタージュ
マグレ鴨もも肉のロースト グリオットソース
牛ほほにくのプレゼ 赤ワインソース
ファーブルトンとヨーグルトのソルベ
エスプレッソ

THE BARN
北海道虻田郡倶知安町山田170−323
0136-23-0888
夏期:月火定休 11:30−14:00(水〜日)、18:00−21:00(木〜土のみ)
冬期:無休 18:00-21:00

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