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グリル青山農場(せいざんファーム) [ちょっと遠くの食卓(道内の飲食店)]

道央小旅行 その1

週末を利用して 家族3人で富良野方面に小旅行に行ってきました。

初日のランチは青山農場にしようと思っていた。
ここは石釜で焼くピッツァとパスタのお店。
ちょっと駐車場が広めの一般住宅といった雰囲気のお店に入っていくと 石釜を中心としたオープンキッチン。お店は広々としている。
自家製ベーコンが美味しいというお話だったので、それをメニューに組み込もう。

越冬メークインのチーズ石釜焼きは 下ゆでしたメークインを輪切りにして チーズをかけてお皿のまま石釜で焼いたもの。
青山農場.jpg
そこに石釜があり、温度も上がっているのでこういった料理は手早くできる一品。
ベイクドポテトはよく食べるけれど、いつも男爵などのほくほくとするジャガイモを使っていた。ここでは この土地が産地のメークインを使っている。
しっとりとした食感のお芋と 暖かくてびょーんと伸びるチーズはなかなかいい相性。ベイクドポテトはこんなメークインの方が向いていたのだなぁと思う程。
これは自宅に帰っても作ってみたくなる。もちろん、我が家には石釜は無いので ガス火か電気の火になるのだけどね。

ピッツァは自家製ベーコンのピッツァ。
当日こねた生地を使っているということなので、熟成は無し。やや厚めの生地は 表面がパリッとしていて内側はもっちり。石釜特有の焦げがちゃんとついていて 特に外側のぱりっが気持ち良い。もっちりしている分 ややボリュームがある。
ベーコンはよく売られているベーコンよりも 色が落ち着いていて 無着色ベーコンの色味。そして、通常のスライスベーコンの2倍から3倍の厚みで 食べごたえがある。ちゃんとベーコンを食べた時の充実感がある。
自家製ならではの 薫香がしっかりついたベーコン。厚いのでかじると肉汁がじゅっと出てくるのが美味しい。
熱いうちに食べたくて あっという間に平らげる。

もう一つはラザニア。
ちょっと小さめの耐熱皿がぐつぐつ言いながら登場。
ここのラザニアは ソースたっぷり、パスタ少な目。トマトソースの層、ホワイトソースの層が1層づつ。何層にも重なっているのではなく、たっぷりのソースを楽しむといった雰囲気。その分 パスタはやや厚めでもちっとした食感。
そうか 我が家ではクリームとパスタを5,6層くらいにするので、パスタが多いできあがり。ソースをサンドしたパスタといった感じなので全く違った雰囲気。
ぽってりとしたソースが主体のこんなラザニアもいいね。

こんなピッツァと一緒にワインを飲むとよさそうなのだけど、今日はドライブの途中。
残念ながらノンアルコールビールで我慢。
とはいっても、このお店は 日中しか営業していないのでご注意ください。


<この日 青山農場でいただいたもの>
越冬メークインのチーズ石釜焼き
自家製ベーコンのピッツァ
手打ちパスタのラザニア

グリル青山農場
北海道空知郡南富良野町字幾寅  
0167-52-3339
11:00~14:30L.O.
月曜休み (月曜日が祝日の場合は翌火曜日が休み)
但し、強風の場合は石釜が使えないので臨時休業


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ラ・ロカンダ・デルピットーレ [ちょっと遠くの食卓(道内の飲食店)]

乃の風を出たら ラ・ロカンダ・デルピットーレへ。
ウィンザーホテル洞爺の施設の一つであるこのピッツェリアがとても気に入っている。でも、最近 こちらに温泉に来たりすることが無くなっていたのでとても久しぶり。
こちらの方面にやってくると ここに寄るのも楽しみなのだ。

ここのちゃんとしたピザ窯で焼いたピッツァは美味しい。
レギュラーサイズは2人前位という説明が書かれているのだけど 我々はいつも1人1枚換算でぺろりといってしまう。クラスとが薄くて 窯焼き独特の焦げがついたぱりっとした生地はとても美味しい。

この日いただいたビスマルクは 生ハムの美味しさがとっても効いたもので 半熟卵がソースの様にからんで 非常に美味。
あぁ、この生ハムをつまみにワインで1杯っていうのもいいなぁと思いつつ 車なので我慢我慢。

そして今回は 朝食をしっかり食べてしまった事もあり 食事用ピッツァを2枚にちょっと気になったブルーチーズとリンゴのミエルというデザートっぽいピッツァの小さいサイズを1枚お願いしていた。
このピッツァが美味しかった。
ラロカンダデルピットーレ.jpg
ピッツァ生地にブルーチーズをひろげ、薄くスライスしたリンゴを乗せて はちみつを回しかけてある。もともとブルーチーズの様な塩分が濃いチーズははちみつみたいな甘いものを相性が良い。
香ばしい生地の上に ブルーチーズ、薄くスライスしたリンゴが半生の焼きリンゴ、これにはちみつがかかっている。はちみつの甘みはそれ程強くなく、リンゴの甘酸っぱさが引き立っている。
通常はなかなか頼まないタイプのピッツァだけど、頼んでよかったなぁと思ったひとしなでした。

今回の旅も楽しく美味しい旅でした。

<この日いただいたもの>
ビスマルク
マルゲリータ
ブルーチーズとりんごのミエル


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手打ちそば きむら [ちょっと遠くの食卓(道内の飲食店)]

初冬のドライブ旅行 その4

楽しかったフラノ寶亭留を後にして 帰路に就く。
少々雪が心配だけど、三笠の方を回って 岩見沢でお昼ご飯を食べて帰る事にする。

手打ちそばきむらは ご自宅を改装して作ったようなお店で 住宅街の中にある。
普通の玄関のような所で靴を脱いで上がると 親戚の家にやってきたみたいな気がする。

寒い時期なので あたたかいお蕎麦にしようと この日いただいたのは鴨そば。
じゅっと鴨を焼く音と良いにおいが先に届いて おなかがぐうっ。
朝食までしっかりと頂いたはずなのにとおかしくなる。
きむら.jpg
鴨の脂でよく焼いたねぎをかじって その甘みを楽しんだら お蕎麦をいただこう。
ずずっとすするとしっかりとしたエッジの効いたおそば。
鴨のしっかりとした脂にも負けない味がする。あたたかいお蕎麦は一気呵成に食べ進む。そばの香りを楽しみつつ、鴨肉の赤身肉をかじる。
最後まで食べきると 底に平べったいお蕎麦が沈んでいた。そうそう、ここは手打ちですよというお印として 平べったいガムのようなそばのシートを入れてあるのだ。そうだったそうだったと思い出す。

このあたりの窯によるこぶし焼きの器に入ったお蕎麦をいただくというのも また良い。
地域の名産品を日常のものとして使うというのは いいことだ。
そう言えば鴨は滝川の鴨でした。
そんな地元のものいろいろを味わった 手打ちそばきむらでした。

手打ちそばきむら
岩見沢市元町1条東8丁目38-8
0123-20-1616
11:30-14:30 夜は予約制
月火定休(祝日営業)

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ル・ミュゼ・フラノ [ちょっと遠くの食卓(道内の飲食店)]

初冬のドライブ旅行 その3

フラノ寶亭留のレストランはル・ミュゼ・フラノというフレンチレストラン。
ラウンジで軽く食前酒をいただいてから レストランに行って食事をいただく。

ここでは その日のコースを一覧にして渡してくださるのだけど、どの食材がメインなのかというのが大文字で書かれている。そこには北海道らしい食材、冬を感じさせる食材が並んでいる。

アミューズの後にやってきたのは ポワロー葱と根セロリ、ユリネをを使ったもの。フォアグラの表面を焼いた者と一緒にポロ葱と根セロリの真っ白なソースがかかり、そこに濃い茶のマデラソースがかかっている。そこに真っ白なユリネがひとひら、ふたひら置かれている。
フォアグラと甘味のあるカラメルを合わせるのは定番。やっぱりこの相性はとても良い。そこにユリネの白がまぶしい。フォアグラのとろりとした食感とシャキッほろりのユリネの食感の差が楽しい。
ほんの少しの量なのに、フォアグラのこってり感でボリュームある雰囲気。

お次は麦わら帽子をひっくり返した様な形の真っ白なおさらに まあるいモッツァレラが白いスープの中に浮かんでいる。北海道産のモッツァレラチースにミルクを泡立てたスープが入っている。2、3滴たらしたオリーブオイルのグリーンがアクセント。
モッツァレラは多分 水牛ではなく牛乳。弾力よりも、ふんわりとした歯ごたえ。スープも泡立ってフワフワとしているので なんとなくはかなげな印象。
さっきのどっしりフォアグラと好対照。

ジャガイモのカルボナーラと書かれたものは真っ黒な円盤状のお皿に 黄色い小粒のインカの目覚め、その下に生クリームと卵のソース。アンティーブが添えられて、その上にまるで「海苔」みたいに薄くシート状にやかれた大豆せんべい。小豆くらいの大きさの凍らせたリンゴがちょんちょんと配置されている。
カルボナーラソースにジャガイモをつけて食べると行った雰囲気。これが食べてみると、カルボナーラだと解る。あえてある訳ではないのに、口の中でカルボナーラになる。

珈琲カップにカプチーノのように入ってきたのが フランの上にキノコのソテーを乗せて マッシュルームスープを泡立てた物を乗せてある。ぱっと見た目は 色目的にもカプチーノなのに、食べてみるとキノコの香りと味がしっかりとするフラン。

蝦夷アワビには肝のソースを添えてある。
アワビに肝のとも和えというのもテッパンの組み合わせ。もちろん、ソースはあまさずパンで拭っていただきました。
ル・ミュゼ・フラノ.jpg
牛肉のロティは、固まり肉でローストした物を3人分に分けてある。お肉はある程度の大きさの物を固まりで焼いた方が美味しい。これに、赤ワインのソースとぽってりとしたカボチャのピュレがそえてある。赤ワインソースでいただくのと、甘いカボチャのピュレでいただくのとでは 味の感じ方が違う。
それぞれの味を楽しむ。

最後のデザートも モンブランと銘打ってある物の、一般的な絞り出したあのケーキではなく、アイス、栗の香りが泡立っているエスプーマ、栗味のエアーと名付けられた ムースと呼ぶにはもっと空気の量が多いもの。
アイスがクリームの代わりで、これに栗の味わいが足されると 確かにモンブランの味。

全般に、お皿の料理の説明と見た目が合わないのに、食べてみるとその説明の味になっているという物が多くて面白い。
固定観念から抜け出したものを 口の中で再構成する感じ。
そして、富良野近辺から北海道の食材をいろいろと味わえる。冬は食材が少ないのではと思いがちだけど、ユリネをはじめとして北海道産の食材は 色んな物があるのだなぁと気づかされた。
なかなか楽しい経験でした。

また 季節を変えて味わってみたいなぁ。

<この日 ル・ミュゼ・フラノでいただいたもの>
アミューズ
ポワローネギ 根セロリのソースさっと湯がいたユリネ フォアグラのロティとソース・マデール
白をモチーフに 北海道の新鮮な乳製品を重ねて
富良野産ジャガイモのカルボナーラ アンティーブと凍ったリンゴ
様々なキノコのソテー フラン・ナチュール 十勝マッシュルームのカプチーノ
蝦夷アワビのロティ 肝のソース
葡萄のカクテル
富良野牛のロティ 黒糖風味のカボチャのピュレ 焼き茄子と節句、人参のジュ
モンブラン
ショコラ


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オステリア・バローレ [ちょっと遠くの食卓(道内の飲食店)]

初冬のドライブ旅行 その1

週末を利用して家族3人で富良野方面にドライブ旅行に行ってきました。
その時のお話を少し。

まずランチは美瑛のオステリア・バローレに予約を入れていた。
久しぶりのバローレ。ここはかなり気に入っているのだけど、美瑛の町からもちょっと離れていて 車じゃないといけないところが残念なところ。おいしいイタリアンを食べるにはやっぱりワインを飲みたくなる。オーベルジュにしてほしいお店の一つ。
今回はドライブ旅行のランチなので、お酒は我慢。

最初に出てきたのはマッシュルームのスープ。
ちょっと黒っぽい色のスープはマッシュルームのうまみがぎっしりとつまったもの。十勝はマッシュルームの産地。十勝のマッシュルームは美味しくて、マッシュルームは本当に良い出汁が取れる。泡だてたミルクも一緒に添えられていて ふんわりと軽い飲み口。
生のマッシュルームをスライスしたものや生ハムのスライスも散らしてある。生ハムの塩分と一緒に生のマッシュルームをいただくのもおいしいし、スープに落として 具材していただくのもまた目先が変わったおいしさ。
上に緑色のエクストラバージンオイルが浮かんでいて、それが軽い中にもコクを加えている。

お次は来たとたんにうわぁ!と声が上がる。
バローレ.jpg
真っ白な丸いお皿に正方形を形作るように 色とりどりのカブが敷き詰められている。赤紫、真緑、黄色、紫と花びらのようなカブは薄くスライスしたものを半分に切って、そのまっすぐな切り口が正方形を形作るように並べられているので 美しい正方形が丸いお皿の上に浮かび上がるようになっている。
その上に、根セロリのムース たち(真タラの白子)をゼリー寄せにしたものが乗って、その上に鮭のマリネが乗っている。
見た目ももちろん美しいのだけど、食べてみると根セロリの癖のある味わいと一緒に 軽く火を通したタチが宝石のように埋め込まれている。とろりとした味わいそのままで あぁタチのこのとろりとした食感が本当に好きだと思う。
鮭のマリネは皮が付いたままでちょっとしたブロック。たたき状に外側だけ軽く火が通っていて中はレア。この火の通り方がプロだ。

卵と小麦粉だけで作ったというパスタは 普通のパスタとはちょっと違った食感。切れやすくて ちょっと十割そばを思い出す。
これをトマトソースであえてある。これからの時期 だんだんとおいしくなる縮みホウレンソウと一緒の冬のパスタ。
これにコロンと糸巻のようなものが2つ。見た目はコンビーフ?と思っていたら 赤いジャガイモを細くカットして蟹の外側に巻きつけて揚げたものだそう。うわぁ、それだけで1つの料理と言っていいくらい手間がかかっている。
食べてみると、細切りのジャガイモがサクサクして 中の蟹がふんわり。繊維に沿って口の中でほろりと崩れるのがわかる。パスタのトマトソースをちょいとつけながらいただくと、これをもう少し追加してもらえないでしょうかと言いたくなる。

メインは美瑛牛のステーキ。
ミスジの部分を塊のまま焼いて 中はレアに仕上げたものを3人分にスライスしてある。立派なゴボウは長いまま4つに割ったものを揚げてある。揚げると三日月のようにくるんとまがっていた。これをアクセントに、ガルバンゾとレンコン、お芋を揚げたものが添えられている。これもお皿の上に絵画のように配置されている。
ミスジは 少々筋があるものの 脂がきれいに入って かむとじゅわっと口の中においしさが広がるもの。当然ながら、焼いた後にちゃんと休ませてから切ってあるので、お皿の上ではあまり肉汁は広がらず、口の中で広がる。この辺の温度管理が料理の肝だというのがよくわかる。

食後のデザートはパイ生地はパイ生地で焼き上げ、スライスして焼き上げたリンゴを添えてあるオープンタイプのアップルパイ。あっさりとした甘みに生に近いリンゴの酸味、甘みは添えてあるアイスクリームでプラス。
口の中でちゃんとアップルパイの味になるのが楽しい。
パイ生地の中にどっしりとしたリンゴのコンポートが入っているアップルパイもよいけれど、この軽い食感のアップルパイも好き。

全体に ボリュームはちょうどよく、ゆっくりと食事を楽しむことができました。
外の真っ白な風景を眺めながら おいしい料理を食べられるというのは本当に良いことでした。
さて、おなかも一杯になりました。冬場は特に観光ということもないので、車に乗ってホテルに向かいましょう。

<この日バローレでいただいたもの>
十勝産マッシュルームのスープ
根セロリのムース 真たちのゼリー寄せ サーモンのマリネを色とりどりのかぶと一緒に
卵麺のパスタ トマトと縮ほうれんそうのソース 蟹を赤ジャガイモで巻いて
美瑛牛のミスジのロースト
アップルパイとアイスクリーム
クリームチーズケーキ
エスプレッソ

オステリア バローレ
北海道上川郡美瑛町美沢共生
TEL 0166-92-2210
11:30〜15:00 (14:00L・O)    
18:00〜22:00 (20:00L・O)    
木曜日休み

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THE BARN [ちょっと遠くの食卓(道内の飲食店)]

実家の父が北海道にやってきていた。ニセコに数日滞在し、その後札幌に移動する予定。
父を迎えがてら ニセコで一緒に食事をする。

この日予約をしていたのは 比羅夫(ひらふ)にあるTHE BARN。
ヨーロッパの駅を思わせる天井が高くて前面がガラス張りになっているレストラン。
メニューはプリフィックスのコース1本。前菜を2種類の中から、メインを4種類の中から選び、これにスープとデザートが付くというのもの。
父とは別々の物を頼み、シェアする事にする。

私が選んだ前菜は野菜のコンポート。
THE BARN.jpg
コンポートというと、甘く煮たものを想像していたのだけど 軽く煮た物を型に入れて寄せたようなもの。ズッキーニや茄子、パプリカ、トマトなどの夏野菜がたっぷりと寄せられていて 見た目にも美しく、ひんやりと美味しい。
一緒のお皿にサラダも添えられている。葉物野菜だけではなく、ニンジンを千切りにし干しぶどうを加えたサラダや 蕪などのぽりぽりとした野菜を食べ応えのある塊でというものも一緒に入っていて、色々と楽しい。
野菜たっぷりの前菜でスタート。

父の前菜は自家製プティサレとフォアグラのテリーヌ。
プティサレは塩豚のこと。しっかりと味付けられ 熟成した塩豚とフォアグラをまとめてテリーヌにしてある。形としては、私の野菜のコンポートと同じで 多分同じ型にはめて作られている。形は同じなのに、一方は野菜たっぷりで 野菜の甘みが感じられるもので、もう一方はしっかりと塩味が感じられる肉たっぷり版と対比が面白い。

メインの鴨肉は、もも肉を綺麗なピンクにローストして 食べやすい大きさにそいであり、たっぷりの野菜と一緒に盛り付けてある。黒っぽいソースはグリオットソース。黒さくらんぼらしい。鴨肉に甘酸っぱいフルーツのソースというのは本当に良く合う。ちょっと冬っぽいお料理なのだけど、鴨肉ってすきなのだよなぁ。

父のメインは牛ほほ肉の煮込み。ほろりと崩れる肉に赤ワインのソースを合わせてあり これまた美味しい。こちらは面取りしたジャガイモやニンジンなども付け合せになっていて その野菜でソースをすくって食べるのもまたいいのだ。

そして、この日いただいたグラスワインの白がなかなか美味しかった。
というのも、ここのオーナーはフランス人でお父様がワインを作っていらっしゃるそう。そのお父様のワインがここのハウスワイン。ちなみに、白も赤もあるらしいのだけど、赤は冬で売切れてしまったそう。ここニセコは冬にはオーストラリア人が大挙して押し寄せるスキーリゾート。夏よりも冬で商売をしている所が多いという北海道でも結構珍しいタイプの場所。
夏は予約などが取り易いのだけど、開いていないお店なども多くて 冬の海の家みたいな感じ。
夏もよいところなのだけどねぇ。

札幌から車で2,3時間のニセコは 近いのだけどなかなか行く機会が無い場所。
父がここに来てくれた事で いく良い機会になった。
今回は父と2人きりだったというのもあり、まぁよくおしゃべりしました。大人になってから父とこんなにしゃべる機会というのもそんなに無いので これまた良い機会でした。
そんな色々な機会に感謝。

<この日 THE BARNでいただいたもの>
野菜のコンポート
自家製プティサレとフォアグラのテリーヌ
ズッキーニの冷たいポタージュ
マグレ鴨もも肉のロースト グリオットソース
牛ほほにくのプレゼ 赤ワインソース
ファーブルトンとヨーグルトのソルベ
エスプレッソ

THE BARN
北海道虻田郡倶知安町山田170−323
0136-23-0888
夏期:月火定休 11:30−14:00(水〜日)、18:00−21:00(木〜土のみ)
冬期:無休 18:00-21:00

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ラ・ペコラ [ちょっと遠くの食卓(道内の飲食店)]

滝川でランチを食べて帰ろう。
やってきたのがイタリアンのラ・ペコラ。
ここは滝川さんのラム肉を使った料理とパスタのお店。事前に予約などをしてこなかったのだけど、メニューを見てみると お昼のラムのコースは予約しないとダメらしい。
まぁ、今回は車で来ていることもあって 飲めないので ラムのコースがあっても頼んでいたかは疑問なのだけど。ただ、メニューを見てみると、羊をまるごと食べるというコースなどもあってかなり惹かれる。次回は公共交通機関で来ないとダメか。

そんな中 私が頼んだのは滝川じん丼。
ラペコラ.jpg
滝川さんのラム肉をジンギスカン風にたれで焼いて フリルレタスの上に乗せた丼。
ラム肉は薄切りの物で タレをまぶして焼いてあるので 豚バラ肉を使った丼に雰囲気が似ている。

うーんやっぱりちょっと物足りない。これはこれで美味しいし、ランチとしては丁度良いのだとおもう。思うのだけど、ラム肉はラムの香りがしっかりするタイプの物が食べたくなる。これはやっぱり 予約して夜に来なくちゃ。内臓肉も含めていろんな部位をコース仕立て食べるというのに興味がある。
メニューの写真などを見ながら、次はラムのコースと心に決めたのでした。

トラットリア・ラ・ペコラ
滝川市本町1丁目4−11
0125-24-7856
11:30−14:30 17:30−23:00
火曜休み

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ナカヤのアップルパイ [ちょっと遠くの食卓(道内の飲食店)]

少々前6月頭のお話ですが、滝川の菜の花畑が見ごろというので お天気も良いしドライブに行く事にした。滝川は菜種油を生産しているので、菜の花畑が沢山ある。一面の菜の花畑はれっきとした畑なのだけど、一部 見晴台を作って みる事ができる様になっている。

そんな滝川に行く前に、砂川でアップルパイを「おめざ」にしようという計画。
北海道内にはお菓子が美味しいところが沢山あるけれど、砂川もお菓子で町興しをしている地域のひとつ。大小のお菓子やさんが並ぶ地域をスィーツロードとしてマップも作っている。
その中で 相方が好きなアップルパイが売りというお店がナカヤ。
なかや.jpg
イートインスペースは無いので、買って出て 近くの公園に行く。
なんだか立派な運動公園のような所の脇にある東屋でいただく。まだ温かなアップルパイは なんだか懐かしい味。紅玉のさくさくと酸味があるりんごではなく、表面がとろとろととろけた感じのりんご。後で調べてみると、フジをつかっているらしい。
そう、この表面がとろけかけているりんごが おうちで作るアップルパイを思わせるのだ。シナモンなどの香りも目立たない。
表面のつやつやとした照りといい、しっかりと焼き目の付いた出来上がりといい、料理上手な奥さんが作ってくれましたといった雰囲気が懐かしい。

まだ暖かいアップルパイに お天道様の下でかじりつくというのはなんだか幸せ。
日が当たる所は暑そうだけど、日陰に入るとひんやりとする初夏を感じながら なかなか良い「おめざ」でした。
さて、滝川へGO!

地図を見ながら近づくと 確かに菜の花畑が広がっている。
一面のひまわりというのも綺麗だけれど、ひまわりは中心部に黄色以外の部分がある。その点 菜の花は てっぺんが花の黄色だけなので 一面に咲くと黄色の密度が濃い。
ただ、どこもれっきとした畑なので、車を止めてみることができる様な場所は無い。道も狭いので、駐車すると迷惑になりそう。
そんな菜の花畑を見ることができる様に この時期だけ菜の花が固まっている所に展望台を組み、近所の空き地を駐車場にして 見ることが出来るスポットを造ってある。週末には 車の誘導警備の方もいらして 誘導してもらえる。
展望台は 工事の足場みたいな仮つくりのものだけど、ちょいと高い所に昇って見渡す事ができるのはありがたい。我々がこの展望台に昇った時には タイミングよく人が引けたときだった。我々だけで写真を撮って眺めていた所で どどっと人がやってきた。
一面の黄色、遠くには山が見えて なかなか素敵な眺め。これがこの後 菜種油になるのだね。美味しい菜種油になるといいね。

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端渓での昼食 [ちょっと遠くの食卓(道内の飲食店)]

春の満腹小旅行2013 その8

朝起きたら温泉に行って 洞爺湖方面から上がるという日の出を見ようと思ったら、とっても沢山の方がいらしていて驚く。
昨日は あまり多くの人とは出会わなかったので、こんなにも人が泊まっているとは思っても見なかった。60個位ある靴箱に空きを見つけるのが大変だった。これだけの人がどこにいたのだろう?と不思議になる。

とても露天風呂でゆっくりする雰囲気ではなく、ちょうど日の出の方向は見えなかった事もあり 早々に部屋に引き上げてお部屋のまどから日の出を眺める。

朝食を済ませて 部屋でだらだら。
今日もすることはあまり無く、チェックインの時間までゆっくりしたら後は自宅に帰るだけ。
昼食は 昨日行った端渓でお蕎麦を食べて帰ろう。
プランとしては途中のお店で昼食を食べると言うのもあったのだけど、道中にあるお気に入りのお店の開店にあわせて慌しくここを出るというのが残念になり、ウィンザーを満喫してから帰るプランに決定。

端渓では、昨日と同じ席につく。
私は鴨ねぎ蕎麦、相方は鴨葱蕎麦とせいろにすると言う。こういうところなら、せいろの1枚は量が少ないだろうから大丈夫と踏んだのだ。

ところが、意外や意外。せいろもしっかりとした量がある。
おちょこが2つ付いていたので、これは2人で分けてねと言う事かしらと 私もお相伴にあずかる。蕎麦の香りがしっかりとするシャープな印象のお蕎麦でした。角がしっかり立っているというほどではありませんが、しめたお蕎麦の良い味がする。

鴨葱そばは、温かいおそばの上に鴨、葱の青いところを細く小口にしたものがほやほやと乗り、白葱の部分はお皿で別にやってきます。
端渓_0001.jpg
鴨と一緒に焼いてあるのであろう葱は、表面の所を取り除き 中の緑の部分だけが入っていました。鴨も葱も焼き目が付いた部分はない。そばの汁に焦げの黒い部分が浮く事が無い 綺麗なつくり。こんがりとした焼き目もいいけれど、こんな風に端正にしあげるのもいいなぁ。

本当はここでお酒の1本でも飲みたいところだけど、今日は車に乗って帰らねばならない。残念だね。
最後に近づいた所で 蕎麦猪口をもう一つずつとそば湯を持ってこられる。そうか、蕎麦猪口が2つだったのは2人で食べるでしょということではなく、一つはそばを食べる用、もう一つは蕎麦湯用という事だったのね。申し訳ない。でも美味しくいただいたのでよしとしていただきたい。

さて、ニセコの道の駅に寄って 夕食のネタを買って帰ろう。

今回の満腹の旅のお話はこれにてひとまず終了です。
長い長い記事を最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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ミシェル・ブラス洞爺 2 [ちょっと遠くの食卓(道内の飲食店)]

春の満腹小旅行2013 その7

お次はフォアグラのグリエ。
厚みもしっかりあるフォアグラを表面かりっと焼いてあるのにも目を奪われるけれど、一緒に添えられているソースも気になる。チョコレート色で固さはピーナッツバターと言った雰囲気のものは、バターナッツというナッツで作られたソース。濃厚なフォアグラには このもってりと濃厚で甘めのソースが合う。そして、レモンの爽やかさも感じられる。
フォアグラに果物のソースを合わせる事は多いけれど、ベリーやオレンジなどが多かった。
今回の組み合わせは 初めてで、こんな組み合わせもあるのかと驚かされる。

お肉のお皿もう一つに行く前にアリゴが出てくる。
アリゴもラギオールの郷土料理の一つでマッシュポテトとチーズを練り合わせてニンニクをきかせたもの。お隣のテーブルでは目の前でねりねりと練っていたらしい。そうして練ったアリゴにトリュフのソースがかかってくる。麦わら帽子をひっくり返した様な白いお皿にクリーム色のアリゴとトリュフソースが乗っている様子はちょいと欠けたお月様みたい。
トリュフの香りは強烈になりすぎず上品。アリゴのぽってりとした味わいがなんだか懐かしい感じ。

お肉はもう一皿。
牛肉のポワレ。牛肉は片面からだけ焼いたもので、焼かれた側の下のほうはかりっとしていて 上の方はレア。脂身が非常に軽い。
百合のつぼみを 赤ワインでくたっとさせたようなものが上に添えられている。これは茗荷のコンフィ。茗荷のコンフィ?と思って食べてみると 「あ。本当に茗荷だ。」こんな感想で申し訳ないと思いつつ、茗荷のあの味がそのままに 赤ワイン煮になっているのだ。面白い。
透明な脂の牛肉とこの茗荷を一緒に食べると、すっと軽くなる。和食以外で茗荷を食べた事が無かった上に、こんな風に牛肉とあわせるのも初めてだ。茗荷が加わるだけで、ちょっとエスニックな雰囲気に感じられるのは私だけだろうか。
ラギオールにも茗荷はあるのだろうか。

ここまででメインは終了。
ミシェル・ブラス洞爺では本店と同じ皿数、同じボリュームで提供されると聞いていたので、相当お腹をすかせていかないと食べきれないのではないかと思っていたけれど、心配いらず。
美味しいものはすんなりとお腹に収まるのでありました。

お次はチーズ。
チーズワゴンには北海道産のチーズと フランス産のチーズの両方が乗せられ、好きなものを盛り合わせてもらう。
それぞれのチーズにあわせてナッツや甘いチャツネなども一緒のお皿に盛り付けられる。
我々は クセのあるチーズが好きだけど、全般にソフトなものが中心。ただ、チーズをあまり食べなれない方には やっぱりかなりの香りなのかも。

そしてデセール。
これもミシェル・ブラスのスペシャリテであるクーラン。
ミシェルブラス_0001.jpg

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