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煉瓦亭 [遠くの食卓(国内の飲食店)]

修善寺東京母娘旅行その8

前夜が正当は日本料理だったのだから、今度はレトロな洋食で…ということで
やってきたのが銀座煉瓦亭。
ここは明治28年創業の洋食屋さん。日本の洋食の「カツレツ」を生み出したお店。
ランチで来ようと思うと、長蛇の列に涙を飲む。今日は夕食だし、時間も早いから大丈夫。

まるで昭和のセットのようなレトロな店内に、ウェイター・ウェイトレスも
昔ながらの制服。なにもかもが映画の中の様。そんな中で、元祖オムライスと
カニクリームコロッケ、野菜サラダをいただきます。
元祖オムライス.jpeg

元祖オムライスは、一般的なオムライスとは違う物。一般的なオムライスとは、
炒めたご飯やピラフを卵で包んだ代物ですが、元祖オムライスはご飯に卵が
混ぜ込んである物をあのオムライスの形にまとめてあり、それにケチャップが
かかっているモノ。卵が混ぜ込んであるがチャーハンではない。卵がふんわり
半熟になっていて全体にしっとりしていて チャーハンの味わいとは全く異なる。
食べたらそれはオムライスそのもの。それに、全体に黄色っぽい色とケチャップ
の赤のコントラストがとってもモダン。

カニクリームコロッケはデミグラスソースがしかれた上に、さっくりと
粗い衣のカニクリームコロッケとキャベツ炒めとケチャップ色のスパゲッティ。
これは、断じてパスタではない。スパゲッティ。
これこれ、洋食ってこういうモノだった!と思える1皿。粗い衣はさっくりと
していて、切ると中のクリームがとろっと出る。衣とカニクリームとデミグラス
ソースを一度に口に入れたときの幸せ。

また、野菜サラダにかかっていたマヨネーズはいかにも自家製というソースで、
昔はこんな風に作っていたのよねぇと母と話した。自家製でなければ、瓶に入って
いる頃のマヨネーズ。瓶からスプーンですくってそのままかけたり、別のお皿に
盛って出したり。そんな昭和の風景が思い浮かぶモノでした。

ちょっと薄暗い店内で、料理も雰囲気も満喫してお会計。
お会計のレジスターも、昔のタイプライターみたいなレジスター。
もちろん数字は電算表示ではなく金属片にかかれた文字が出てくるもの。
それが現役で働いている。
扉を開けて貰って外に出るその時まで、タイムスリップしたような感じでした。

煉瓦亭
東京都中央区銀座3丁目5-16
11:15-14:15 16:40-20:00L.O. 日曜休

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