友の子供はすぐに大きくなる：あじのねた：SSブログ

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友の子供はすぐに大きくなる　[まつわらない話] [編集]

修善寺東京母娘旅行　おまけその２
帰り道　東京乗継の時間をわざとあけて、関東在住の友に会いに行く。
彼女とは中学時代からの親友。
十代の頃に彼女のお母様が「あなた達は、おばあちゃんになっても行き来する
友人になるんでしょうね」と予言したとおり、日ごろ連絡を取らなくても　
繋がっている事ができると確信できる友人の一人。

私とは全く違った生き方をしている彼女がいてくれるから、違った生き方を
側で眺めることができる。そんな彼女に会いに行こう。

彼女には可愛い一人娘がいる。前回　会ったときには、初めて自分でストロー
を使ってジュースを飲む場面に立ち会った。今回はもう一人でどんどん走っている。
大人だけだと、時の流れは緩慢に見えるけれど、子供の時の流れは激流。
あっというまに今の場所を通り過ぎていく。友人の子供たちを見ていると、
時が流れていることを実感する。

前回　会ったときの事なんて、２歳の彼女が覚えているはずも無いけれど、
私達はあっという間に友達になった。大体　私は子供体質なので、彼らは私と
仲間と認識するのが早い。
「目線が一緒なんだよ」という私に　友は「いや、目線とかそういう問題じゃ
なくて、子供そのものなんだよ」と笑う。子供と子供が遊ぶのはごく自然なこと。

友人が作ってくれたお昼ご飯をいただき、鎌倉までは電車ですぐなんだよと
鎌倉近くのお店で買ってきてくれていた　お菓子をいただき、笑い　しゃべる。
それだけなのに楽しい時間。

彼女が準備していてくれたレアチーズケーキはふんわりして美味しいもの。
ただ、2歳のお嬢様にとっては、握りつぶすのに気持ちの良い手触りだったようで、
食べる前には　まずぐにゅーっと握ることからスタート。
握らせて！そして食べたいの！と主張していた。
確かに、握った時の手触りが楽しそうだ。　え？だから私も子供なのか。すまん。

ほんの数時間だったけど、会えてよかった。話せてよかった。ありがとう。
手紙やメールじゃ　だめなんだよなぁ。直接会わなくちゃ。

長々と連載した今回の旅の話はこれにておしまい。