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すし善 大丸店 [近所の食卓(札幌圏の飲食店)]

久しぶりのサッカーのホームゲーム。ちょいとお昼に何か食べてから
観戦に行こうと便利な場所にある大丸に決めた。相方が貰った大丸で使える
お食事券千円があったから。
それなら寿司でも食べていくか。とは言え、千円のお食事券なんてすし屋じゃ 
何の足しにもならないんじゃないの?という我々の予想を裏切り、
お昼のセットは1050円と1575円。これで千円のお食事券有りだったら結構良いな。

1575円の握りと一緒にビールを頼む。時刻はまだ11時を少し回ったくらい。
午前中から酒を呑むなんて、ダメ人間だねと笑いあいつつ 休みを満喫するのであった。
ビールと一緒に出て来たのが まぐろを煮た物。
このマグロを甘辛く煮た物がうまい。自宅で作った物はもちろん、そこらの
惣菜やなどで在るようなものとはマグロが違うのが判る。
多分、ネタにするには少々筋張っている所や端っこで形にならないところなど
すし屋ならではで出るものを煮付けてあるのだ。この辺がすし屋だなぁと感じる。
すし善 1.jpeg
ここのところ、東京の寿司屋のおかみさんが書いているエッセーを何冊か読んだ。
寿司屋はいいネタを仕入れたいけれど 残るのも困る、いつもは余り数が出ない
ものだけどあの人ならば好きかもという日々の仕入れはお客さんの顔を思い浮かべる
商売だと言うことが良く判った。お寿司屋さんといえば、町の社交場のような感じで 
いつも常連のお客さんがカウンターにいたりして 一見ではなかなか
入りにくい感じがしていた。しかし、生ものを扱っているだけに
仕入れても売れる期間は短いし 種類をそろえなくてはいけない。
他の飲食店も同様の悩みはあるだろうけど、より大変だなと思ってた。

馴染みの寿司屋があるといいなと思いつつ、頻繁に通えるほどの財力もなし。
ただ、嫌いな物は殆ど無い上、酒飲みなのでお通しなどで味わえる物も
含めて 美味しい物には 美味しい顔で反応したい。顔を覚えてもらえなくても、
作ってくれた方の見立てと労力に敬意を払いたい。

北海道では握り寿司の事を「生寿司」と言う。他に地区では「握り」
とか「江戸前」という言い方をする。北海道では魚が新鮮でそれを
生のまま使った寿司が美味しく、食べる側にも〆たり軽くあぶったりと 
手をかけた寿司はネタが新鮮ではないのを誤魔化しているのではないか
と思ってしまったりという勘違いもあり 寿司ネタは生のものという
認識が以前はあったのだろう。

ただ、江戸前の仕事の寿司というのもまた 美味しい。ネタの見立ても
また大事な事で、素材を生かす職人の技もまた楽しみだ。
そんないろいろを楽しみに 寿司屋に行こう。
今度はカウンターに座って 職人さんの手元を見ながら お造りからいただこう。
そういう時には 私はとっても嬉しい顔になっている。

ちなみに、大丸のすし善は 納得できる価格で 場所の利も有り 
気に入っているお店の一つ。

すし善 大丸店
札幌駅すぐの 大丸札幌店8階
11:00-22:00 定休無し

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