SSブログ

中村征夫写真展 命めぐる海 [まつわらない話]

昨日、末広がりの日は私の誕生日。
大丸でこの中村征夫さんの写真展の開催予告が出ていたときから 
この写真展を見て食事をしようと決めていた。
中村征夫.jpeg
中村征夫さんは椎名誠一派の人という認識で出会った写真家だった。
ダイビングをしない私にとって 水中の世界はなかなか見ること
かなわない世界。それを切り取って見せてくれる。
写真展ではジープ島、東京湾、紅海が切り取られていた。

写真のキャプションなどで、この海が今 破壊されつつあると
言うことが訴えられている。
何となくいろいろなメディアで語られる環境について、私が強烈に
感じたのは石垣島に行ったときだった。南九州育ちの私にとって、
地元の海はハワイよりもよっぽどきれいな海だった。
それが沖縄本島に行ったときに こんなにきれいな海が有るのかと
思い、さらに数年後石垣に行ったら本島を上回る美しさが待っていた。
その美しい珊瑚が死滅していっている。海水温上昇などが原因と思われる。
この美しい自然を守らなければ、なんとしてでもこれを残したいと心から思った。

中村征夫さんの写真を見ていると その時の思いが迫ってくる。
最初に展示されているジープ島は、海の青さが目にしみる。その後の
東京湾だと明らかに水の透明度が違う。その東京湾も30年前に撮られた時よりも 
時が過ぎるとややましになってくる。

その中で、ゴミやヘドロにまみれても そこには生物がいる。
南の海はもとより、東京湾にも極彩色の生き物がいたりする。美しい海でも、
そうではない海でも生き物がいる。
海の中で捕食したり、相手を見つけたり、子孫を残したりして、死んでしまえ
ば他の生物の糧になる。これが長く続いていきますように。全てが死滅してしまい 
他の生物の糧にならない世界にはしたくない。
愛くるしい魚も、攻撃的なカニも、ガラモン顔の魚も、蛍光色の魚も、
地味な色の魚も そこでずっと子孫を残すために生きている。
それをつみ取ってしまわない様に。
環境について考えたい。

中村征夫 写真展 命めぐる海
8月6日〜18日
大丸札幌店 7階にて
http://www.daimaru.co.jp/museum/sapporo/nakamura.html

nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 2

コメント 2

うさこ

お誕生日、おめでとうございます☆展覧会とお食事、いいですね。
海も山も悲鳴をあげてる、っていうのはさすがに実感出てきましたよね。日々の生活でも、これ以上ひどくならないように、自分でできることはこつこつやりたいなと思ったりします。エコバッグでごみ減らすとか、エアコンの温度とかタイマーとか、・・・書いてみるとあんまりやってないですね。これからか・・・。
by うさこ (2008-08-09 16:42) 

幸福もん

>うさこさん
ありがとうございます。
実感して、本気になると言うところが大切なことなのではないかと
思っています。
やれていないことを数えても何にもならないので、やれることを
数えてこつこつっていいですよね。
ものすごいことは続かないと思います。
by 幸福もん (2008-08-09 22:45) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

酔っぱらいのお土産すし善 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。