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崖の上のポニョ [映画と本のお話]

今頃?と言われそうだが、崖の上のポニョを観に行ってきた。
そーすけが海でひろったポニョをバケツに入れて、そのバケツに
水道水を入れる所で、おいおい海水を入れてやらないとポニョ
死んじゃうよ…などと変なつっこみを自分の中で入れながら観た。
ぽにょ.jpeg
そんな中で、一番心に飛び込んで響いたのが、ポニョのお父さんが
いったん捕まえて連れ戻したポニョに向かってそっとつぶやく言葉。
「いつまでも、純粋で無垢であれば良いのに。」
私自身は子供がいないので、親にはなれず いつまでたっても子供の
ままなのだけど、いつまでも純粋で無垢であるというのは幸せなこと
だろうかと思った。親が子供に出来れば苦労は何もさせたくなく、
いつまでも私の中の純粋なものであればいいのにと思うのは理解できる。
しかし、塩味が無ければ甘味がひきたたたないように、苦労しない事や 
純粋だったり無垢だったりすることは 本人の幸せをつみ取ること
ではないだろうか。いつまでも自分の庇護の下 幸せな暮らしを
させたいというのは、結局は両立しないことなのではないか。
ポニョの場合も、そこにお父さんとは別の人格(魚格?)があり、
彼女の意志で困難につっこんでいく。見返りを求めずに。
だってそうしたいから。

また、作品中には観音様が出てくるのだが、これが豊満な美女で
描かれているのが何だか嬉しい。豊満な女性の一人として、魅力的な
豊満な女性が出ているというのはとても嬉しい。そして、この映画に
出てくる女性たちはどの人も魅力的なのだ。
一番は、そーすけのお母さんかな。

いろんな事を思いながらも、涙ぐんだ所もいくつかある。多分、
他の人はこんな所で涙ぐんだりしないのだろうなと思うポイントで 
こみ上げてくるものがあった。宮崎駿監督の映画では、こういう事が
よくある。
「ハウルの動く城」では冒頭のソフィーがハウルに導かれて空中で
踊るシーンで泣きそうになった。何故あそこがツボなのか自分でも
よく解らないが、劇場の大画面で観ていると、泣きたくなったのだ。
ポニョのどこでこみ上げてきたのかは、まだこれから映画を観る人が
いるかもしれないので、内緒。
(観る人はだいたいもう観てるよという声が聞こえてきそうだ。)

ポニョ 私にはいろいろ楽しめる映画でした。

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