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ミルトコッペ [食卓の素(札幌圏の食材)]

この不思議な名前はパン屋さんの名前。今回行って初めて知った
のだけど、「ミルト」はこのパン屋さんがある地域の名前。
美流渡(おぉーさすが一太郎。ちゃんと変換する)という漢字が
ついています。まぁ、北海道の土地の名前によくあるとおり、
多分この漢字は当て字。アイヌの言葉で「ミルト」という呼び名
が先にあって後から漢字が付いたのだろう。それにしても、
美流渡とは音も不思議だし、漢字もきれい。

美流渡は札幌から車で1時間程度の岩見沢の近くにある場所。
札幌にはもう15年程度住んでいるけれど、まだまだ近くでも
読み方さえ知らない場所は沢山ある。その美流渡の奥の方に
ミルトコッペはある。
ミルトコッペのHPの道案内に「このあたりで皆さん不安に
なることと思います。しかしここでくじけてはいけません!
そのまま進んでください」というくだりがある。車で進んで
いくとだんだん民家も少なくなり 本当にくじけそうになる。
ナビが正しい場所を示していても。
ミルトコッペ.jpeg
風景に紛れてしまいそうな 看板が出てきてほっとする。
ミルトコッペは機械を使わず手作りで、天然酵母を使用して、
薪の窯でやいたパンを扱っているところ。販売は9:30からで、
パンが無くなり次第終了。
この日は私が並んでいた10:10過ぎに「今並んでいるお客さん
だけで終了です」といわれてぎりぎり買えた。販売をしているのは、
玄関。本当に一般住宅の玄関にあたるところで販売している。
上がりかまちにパンの種類が書いてあって、これを何個とお願い
すると奥から出してきてくれる。
作っているパンの種類も少なくて、あんパン・食パン・クルミパン・
こっぺぱん・葡萄パンと言うくらい。パンの値段は決して高くない。
これでやっていけるのだろうかと心配になる位。我々はぎりぎり
買えたくらいの時間だったので、残っているものが少なく、
コッペパン2つと葡萄パンを買ってきた。

コッペパンは懐かしい給食のコッペパンを思い出させる。
1個100円也。派手な美味しさは無いけれど、噛みしめると
もっちりと粉の味がする素朴なパン。これは、出迎えてくれた
看板と似ている。周りの雰囲気にしっとりととけ込み、ちょっと
タイムスリップしたような昭和の味。

また行ってみたいな。ちょっと昔に戻りに。

ミルトコッペ
〒068-3181 北海道岩見沢市美流渡 上美流渡の森
9:30から売り切り御免 月火お休み 12月〜3月は土日のみ
http://www9.plala.or.jp/coppe/


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