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奥土農場 [食卓の素(札幌圏の食材)]

さて、いつものルートで先日探し当てた ブーランジェリーJINに
寄ってパンを買って帰ろう。そう思ってお店に行くと、周りは畑と
林というところに車が沢山止まっていた。そして、「もうあんまり
残っていないんです」という申し訳なさそうな奥さんの顔。
目指していたハード系のパンはなく、クロワッサンをちょっぴり購入する。
さすがお天気の良い3連休。同じ事を考える人が多いのだ。
しかし、窯の大きさは変わらないからね。

どうしよう。夕食にはハード系のパンは必要。
ちょっとアテはあるんだけど…という相方が車を向けたのが奥土農場。
ここは、理想とした農業と酪農をやりたくてニセコに引っ越して
きた家族がやっている農場。そこに天然酵母を使い、石窯で焼く
パンがあるらしい。
少々迷いながら行ってみると、看板を見つけた。看板を便りに
入っていくと、手作りの建物にパン工房の看板。看板はあるものの、
どこからはいるのかよく解らない。
車を降りて建物をまわってみよう。建物の前には、温和しいイヌが
まん丸おめめでこっちをみていた。
建物をまわって 横にあった出入り口から入ってみると、
ジャージ姿のお嬢さんがパンを売っていた。

ドイツパンが元だとは聞いていたけど、ガラスケースの中には
質実剛健そうなパンが並んでいた。これは、好みに合いそうな
気がとってもする。食事パンに最適なパンだ。チーズをのっける
にも良さそうじゃないか。
くるみ・レーズン・キャラウェイシードが入ったライ麦パンと
小麦と酵母・塩と水だけで作ったという田舎パンを購入。袋を
貰うとずっしりと重かった。
奥土農場.jpeg
自宅に帰って開けてみると、やっぱりかなり重い。どちらのパンも
「詰まっている」という感じ。
ライ麦パンは外側にふすまのようなものが付いている。ライム麦
の酸味がしっかりしている。薄くスライスしてチーズの台にも丁度良かった。
この手のどっしりしたパンは、噛みしめて味わう感じ。
まさに質実剛健のドイツ人を思わせるパン。冬の食卓にも合い
そうだなぁ。肉の脂がたっぷりと入ったシチューやソースによく
合いそうだ。毎日の糧としてのパンという雰囲気だった。

有機農法などで、野菜を作っている人は偉いと思う。しかし、
私はそれだけには価値をおかない。子供を育てていないせいも
あるのかもしれないが、有機だから絶対に良いとは思っていない。
我々は小さな頃に添加物たっぷりの食材が沢山あって それらを
食べてきた世代だ。ただ、正しい志を持って作っている人の作物は、
うまいのだ。この、旨いと言うことが私にとっての価値でもあり、
うれしさだ。
美味しく作ってくれた人に、それを分けてもらえることに感謝して、
本日もいただきます。

ドイツパンに比べると、クロワッサンは華やか。
クロワッサンはクロワッサンでうまい。ブーランジェリーJINの
クロワッサンは翌朝のパンとして美味しくいただいた。
カフェオレと行きたいところだけど、日本人なので普通のコーヒーで。

奥土農場
北海道虻田郡ニセコ町字近藤421

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