何かをやると 何かができなくなる

今年流行のポンチョを探していたが、中々気に入るものが無い。
そうだ、自分で作れば良いじゃん。と思い立って　久しぶりに
編み棒を手にする。丁度その少し前に　棚の整理をしていたら
毛糸がまとまって出て来たのも頭にあったのだろう。

さて、10年ぶりくらいだけど、編めるかしらと毛糸を取ったら　
自然に指が動いてほっとする。作り目のやり方も覚えていた。
手が覚えているってこういうことだな。温泉宿にも持っていって　
テレビを見ながら編んでいた。
出勤前のわずかな時間なども拾って編む。

単なる毛糸玉がこんな風に形になっていくのを見るのは楽しい。
手芸と言うのは、作るときに一番ホルモンが出て、作り終わったら
もうそれで満足になってたりする。
今回は　それを着たいという強い希望もある。それでも　
思い立った時の勢いが薄れない内に仕上げなければ。
それに、毛糸のポンチョなんて　極寒期には使えない。
早く編み上げないと着ることができないじゃないか。

何かに時間を割けば、何かの時間がなくなる。
まずは　寝る時間が侵食された。これは通常8時間寝ていたので
1時間や2時間侵食されても問題なし。
次に本を読んでいた時間が侵食された。明らかに本を読むペースが
遅くなった。
そして、パソコンの前に座る時間も侵食される。　
あぁ、一番最初に料理以外の家事の時間が侵食されていた。
主に掃除というヤツだ。
早く編みあがらないと　散らかり放題になって、余分に散らかる
スペースがなくなってしまう。

もう身ごろは出来上がってつなぎ終わった。
あとは前立てを編むのみ。勢いのあるうちに、そして今年着ることが
できるうちに。今週末が勝負だね。