フラミンゴ

さて、ワインの試飲もしてご満悦。ちょっと食事をしましょう。
同じビルM-SQUAREの1階にバルの様なお店があるらしい。
ここの所スペイン料理がMYブーム。

入り口は扉がない開放的な造り。フードコートのような感じと
言えばいいだろうか。ただ、奥は少し仕切られたスペースが
あって落ち着ける。店の一番奥にはフラメンコのDVDが流れていて、
同じ男性が踊っていた。フラメンコ界では非常に有名な人なのかも。
このDVD,料理を待っているときに見入ってしまうのだ。まぁ、
全体に料理が出てくるのに時間がかかった事もあって　眺める
時間は充分あったのだ。
1品目が出てくるまでが長かった。1杯目のビールとカヴァを
飲みながら手持ち無沙汰。

ところが出てきてみるとなかなか美味しい。

椎茸のガーリックオイル焼きは耐熱のお皿に椎茸を置いて、
その上にニンニクのみじん切りをたっぷりと乗せて上から
たっぷりとオリーブオイルを掛けてオーブンに入れた物。
たっぷりのニンニクが少々焦げてとっても良い香り。
オイルにもニンニクの香りが染みていて　パンを漬けて
余さず食べる。椎茸にはスペインの爪楊枝が2本ずつ4本
刺さってきた。日本の爪楊枝のように断面が円の棒ではなく、
断面が長方形の薄い木っ端の様な物。両端はとがるように
削ってある。爪楊枝にもそれぞれの国の「普通」がある。
この料理を食べながら、ウチの耐熱皿で今度やってみよう
と言う話になる。脇にはまるままのニンニクも入れて、
揚げ焼きのニンニクも楽しむと良さそうだ。

スペイン風モツの煮込みは、国産牛の小腸をトマトソースで
煮込んだもの。モツ独特のぷりっとした食感とトマトの甘酸っぱさ
がとっても良く合う。ソースはしっかり煮込んだ味というよりは
酸味が残ったフレッシュ感のある味。モツと言えばトリッパの
トマト煮込みが思い浮かぶけど、トリッパよりももっと柔らかく、
ぴゅりゅんとした歯ごたえが楽しい。モツというと避ける人も
いるのだろうけど、やっぱりこの歯ごたえは正肉では味わえない。

白身魚のフリッターはクリームチーズが香炉のような物に入って
やってきて、下から蝋燭で暖めて溶かしてソースにして食べる。
フリッターの衣はアメリカンドックみたいな甘い味。ただ、
とっても薄いのに時間が経ってもかりっとしているのが不思議。
どうやったらこんなにカリッとしていられるのだろう。カリッと
した甘い衣に塩味の白身魚、それにとろんとしたチーズを付け
ながら食べる。何だかにやにやしてくる。

結構どのお皿も気に入った。
場所的にも薄野の大通りに面した場所で行きやすい。
またふらりと寄ってしまうかも。
最近お気に入りのハシゴ酒のリストに加えよう。

＜この日食べたメニュー＞
スペイン産小イワシの酢漬け
椎茸のガーリックオイル焼き
スペイン風モツの煮込み
白身魚のフリッター
魚介たっぷり青唐辛子のアロス
スペインオムレツ
クーポンでおまけのデザート：ストロベリーアイス
カヴァ
赤ワイン：シグロ　瓶に麻袋が被さっている。このお酒の難点は、
　残量がどれくらいかよく解らないところ。注ぐときの重さで推し量るしかない。

フラミンゴ
北海道札幌市中央区南４条西２丁目　メルキュールホテル　１階
011-531-2035
18:00〜翌3:00　金土祝前は〜翌5:00
定休日 なし

コメント 2

気軽なスペイン料理って、いいですね。
どれも良さそうだけど、特に椎茸のガーリックオイル焼き、の香りがとっても気になります。
以前、お店で食べたスペイン料理が今回の幸福もんさんのと少し似てて、こういうのを「タパス」っていうらしいと聞いたような記憶があるのですが、それですか？
by うさこ (2009-06-13 14:05) 

＞うさこさん
はい、これがタパスというものです。
タパスはお酒のちょっとしたつまみといった感じの小皿料理です。
日本の居酒屋料理ですね。モツ煮だったり、オリーブだったりと
いろいろですが、つまみの小皿であることは替わりありません。
小皿料理はいろいろな料理が手軽に楽しめて良いです。

椎茸のガーリックオイル焼きは本当に良い香りでした。
多分、うさこさんが想像しているその香りです。
by 幸福もん (2009-06-13 22:35)