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あさば その1 [旅のお話]

初夏の鉄道の旅 その10

列車を乗り継いで修善寺にやって来たのはこの宿に泊まりたかったから。
昨年 母と2人で泊まって とても良い時間を過ごす事が出来たので 
相方と一緒に来たかった。外は雨が降っていたこともあって、修善寺駅
から直接宿に入り そのまま一切外に出る事無く ゆったりと過ごす。
この旅館の中は時間が少々別の早さで流れている。「待つ」事が結構
多いのだけれど、それも含めて空間を楽しんでいればいいのだ。
分刻みの時の流れは意味が無いという気になってくる。

窓から眺める風景と雨の音を聞きながら お風呂に入ったり、風呂上り
のビールを呑みながらふわわんとしたり。昨年来たのは5月だったので、
新緑の頃から もっと緑が深くなる位で あまり変わらないかと思って
いたら、アジサイが綺麗に咲いていた。そうか、6月はアジサイの季節だね。
遠くから見ても良く判る大きな丸い紫や青を見ながら、やはり季節季節で
風景は変わり、同じ時は無いのだと思わせる。敷地内にはもみじや藤棚も
見える。それぞれの季節で 違った風景を見せるのだろう。
昨年と同じように鷺(サギ)が来ていた。これは昨年とおなじ鳥かしら。

そんな合間にスケッチをする。
あさば.jpeg
前回来た時には、一階のサロンに座ってスケッチをしたのだけど、
今回は2階の自室の窓から見える風景をスケッチする。スケッチして
いる内に、山から鹿が顔をのぞかせる。木々の間の茶色の鹿の頭は漫然と
見ていたら気付かなかったかもしれないけれど、スケッチをしていたので
良く見えた。斜面から顔を出した鹿は、ひとしきりそのあたりの笹のような
葉を食べて 満腹になったら姿を消した。

今までもいろいろな所を旅して来たのだけど、スケッチをする様になってから 
良く見るようになった。そのスケッチを始めたのも このブログを始めた
昨年から。それ以前は全く描いていなかった。今回の旅は新しいスケッチ
ブックを1冊用意して それに1つの旅の絵を収めようと持ってきた。
実際には時間的な問題で その場は写真を撮っただけで絵に起こしたのは
後のものも多いのだけど、それでもいろいろな物を良く見るようになった
のは楽しい事だ。
旅の順を追って 絵を収めている。自宅に戻ってきてから描いた物も含めて 
今回の旅は丁度1冊になりそう。

さて、もうしばらくすると夕食が始まりそう。その前にもうひとっ風呂
浴びてこようかな。

昨年あさばに言ったときの記事はここからスタート

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mei

カメラももっているだけで写真撮ろうって意識が働いて脳が刺激されていいらしいです。
私はぼけそうな気がするのでいつもきょろきょろしています(笑)。
by mei (2009-07-10 16:12) 

幸福もん

>meiさん
カメラを持っているだけで!
では今の写メを良く撮る人たちは携帯を持っているだけで刺激されっぱなし
なのだろうなぁ。それもちょっと羨ましいです。
by 幸福もん (2009-07-11 08:28) 

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