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秋の旅その7 志賀島 [旅のお話]

今回の旅の九州シリーズは父が手配してくれた宿に泊まる旅だった。
私と相方で旅行をするときには宿や旅券の手配などは基本的に私がする。
プランニングも含めて私の担当。相方はそう言った事を面倒と思うタイプで、
私は旅の楽しみの始まりとして嬉々として行うタイプ。だから、人が決めて
くれたプランに乗って旅を続けるってあまりないのだけれど、それはそれで
ちょっと面白い。

唐津を出ると車で1時間半程の志賀島へ。志賀島は福岡市街からほど近い 
昔から有名な海水浴場だったらしい。今は副都心として開発途中という感じのところ。
休暇村は海辺に立っている。道1本挟んで目の前が砂浜。到着した時間が
早かったのであたりを散歩。海辺で育った私は海風に吹かれているのが好きだ。
ひとしきり散歩をして部屋に戻ると、曇が多かった空と海との間に隙間ができ、
そこに夕日が沈んでいくのが見える。雲の間からのぞく赤い太陽。
あかね色と紫色が混じった雲を写真に撮ろうとしても、見た色と違う色が
デジカメの液晶に映るだけ。やっぱり目で見ないとだめなんだ。
しっかり目に焼き付けておこう。

ここは温泉もある。しょっぱい塩泉。海の近くの温泉なんだね。入っていると、
身体のどこかにかきむしった痕だったり、傷があるのかが解る。そして、
上がってみるとかなり喉が渇いていた。これは絶対に身体から水分が出て
しまったのだ。水を飲んで補充しなくては。

さて、夕食だ。ここではバイキングなのだけど それにプラスメニューとして
刺身や鍋が加わった「プレミアムバイキング」というものを頼んであった。
席に着くとまずは刺身がどどーんと登場する。
志賀島.jpeg
ピンと立ったかわはぎの尾やサザエが盛りつけられた豪勢な物。
昨日に引き続き、九州の魚をたっぷり食べられるのは嬉しい。肉には地域色が
あまりないけれど(料理法などに地域性はあるけど)、魚には地域色がある。
昔と違って今は生鮮品の輸送手段が豊富になって、九州の魚を活きがいいまま
東京に運んだりと言うことも出来るけれど、やっぱりその土地で食べるのがいい。
それに、その土地で一番扱い慣れている人たちが料理する物の方が良い。

刺身をひとしきり食べ終わったらバイキングで好きな物をとってくる。もう食事に
量は求めなくなったけれど、料理を目で見て少しずつ取ってこられるバイキングって
やっぱり楽しい。どれにしようかと迷いながらお皿に料理を取っていく。何故か
酒のつまみのような物が多くなってしまって苦笑したり。

ちょっと食べたところでぶりしゃぶ。一人一人の小さな鍋が用意されてお湯が
沸騰したところでしゃぶしゃぶとやって食べる。白菜などの野菜もついてくる。
一人鍋だと、鍋の中が汚くならなくて良いのだけれど、せっかく美味しい出汁が
出た汁で最後におじややうどんが出来ないのはちょっと寂しい。最後の〆も含めて
の鍋なのだ。

食後にはプレミアムバイキング用のデザートもある。
ネットリとしたカボチャプリンを口に運びながら今日の夕日を思い出す。
あの色は忘れてしまうかもしれないけれど、なんかの拍子にふと思い出したり
するだろう。それはどこかで潮の香りをかいだときかもしれないし、ぶりしゃぶを
食べたときかもしれない。

志賀島 プレミアムバイキング
刺身 玄海産かわはぎ・志賀島産さざえ・長崎産かんぱち・大分産太刀魚・鹿児島産かじきまぐろ
鍋 ブリしゃぶ
バイキング:翡翠銀杏、むかご・野菜の天麩羅・筑前煮・豚の味噌煮・イカ焼き
冷酒:志賀島の誉
デザート カボチャプリン・マチェドニア(フルーツカクテル)

休暇村 志賀島
福岡県福岡市東区大字勝馬1803‐1
TEL:092-603-6631

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