ラ・サンテ [近所の食卓（札幌圏の飲食店）]
ハンバーグを食べた後に狙っていたのが 以前BB団で行ったラ･サンテ。
ここはノースコンチネントから歩いてすぐの所にある。ここで
オードブル５皿のコースというのがあるので それを食べながらワインを
あけようというのだ。
メニューを見ながら、羊のコースというのも魅力的だよね等と話す。
しかし、我々はすでにハンバーグを食べた後だ。フルコースは無理でしょう。
それにこの羊のコースは１週間前までに予約が必要。今度ね、今度。
ワインはどれにしようかと見ていて、三笠の山崎ワイナリーのピノノワール
ブリュットが目に付いて、興味を引かれる。ロゼを造ろうと思って仕込んだ
ところ 少々発泡性になったという変り種。グラスに注いでもらうと、
桜色の淡いロゼの色がきれい。発泡は本当の微発泡で泡も殆どなくて 舌に
かすかに感じる程度。このくらいの微発泡はまだまだ乾燥が続いているこの時期
の札幌には向いている。桜色という色も春待ち気分がたっぷりの今にあっている。
発泡については、狙ってやった物ではないそうなので次の年にはもう出会えない
かもしれない。ワインはそんな所が楽しい。
さて、最初に出て来たショットグラスに入った グリンピースの冷製ポタージュ
を口に含むと あぁ春の香りだと嬉しくなる。春の香りも嬉しいし、季節と味が
結びついているという事も 自然と私が結びついているようで 嬉しい。
次に出て来た真鯛のカルパッチョは下に 焼きナスをたたいたものとととんぶり
を敷いてあった。焼きナスの焼いた香りが効いている。皮が真っ黒になるくらい
まで焼いて その黒い部分をきれいに取り除いて小さくした物。それらをカルパッチョ
と上に乗ったフェンネルなどのハーブと一緒に食べると うまーい。フェンネルって、
使える場面が少ないけれど、こういった時に威力を発揮する。お魚にオリーブオイル
をかけただけでは味わえない 色んな味が混ざったカルパッチョ。プロの仕事だなぁと感じる。
次のカリフラワーとズワイガニのムースは カリフラワーをムース上にした物に
ズワイガニの剥き身を包んであるもの。そして周りには 蟹の味たっぷりの黄金
スープをゼリーでゆるく固めた物がしいてある。
最初に見たときにはカリフラワーのムース表面がつるんとしていたので ちょっと
硬い物を想像していたのだけど、スプーンを入れてみると ふんわりとやわらか。
最初にムースだけを食べて あぁカリフラワーだと思っているとなかからズワイガニ
が出てくる。このズワイガニと一緒に食べるとまた味が変わる。そして、下に
敷かれているジュレのようなソースがまた 甲殻類の味わいたっぷり。クネルの
ソースはとっても濃厚な甲殻類のソースが美味しいけれど、このソースは黄金色に
輝いて 透明感があって軽いのだけど しっかり蟹の味がする。このソースも美味しいなぁ。
次がお魚のメイン料理とみまごう サーモンのムニエル。あれ？これはオードブル
５皿のコースだったよねぇと驚く。サーモンの皮がぱりっと焼けていてとっても
美味しい。下には焼き野菜とコンソメスープが少し。かりっと焼けたサーモンは
野菜の島の上にいるので ドライな状態。そのままかりっと食べても良いし、
スープに少し浸して食べてもよし。カリフラワーやブロッコリーにきれいな焼き目
が付いている。こんな風にコンソメに別に焼いた野菜を加えるというのも楽しいね。
一緒にスープで煮込まれたくったり玉ねぎも盛られている。
ひとつのお皿に 食感も 調理方法も違った物が一緒になっているってとっても贅沢。
最後にお肉のメイン、ゴルフボールぐらいの大きさの羊の塊をローストして半分
に切った物と野菜。中はレアなのだけど、切り難いというほどのレアじゃない。
口の中に入れて噛むと出てくる肉汁が幸せだ。あぁ、やっぱり今度は羊のフルコース
も食べたいなぁ。
最後のチーズにはワインが足らずに グラスで赤ワインを追加。
北海道産のウォッシュチーズを食べながら、本当に北海道もチーズのレベルが
上がってきたと感じる。北海道でワインとチーズを食べながら旅するという
ワインツーリズムが出来そうだ。ここに住んでいる幸せを感じる。
全体に プロのお皿ばかりで、これを自宅に帰って作ってみよう！という物
ではなく、プロの技を美味しくいただきますというものばかり。このあたりに
住みたいなぁ。でも、住んでしまうと「今日は疲れたから外食でも良い？」
という日が増えて 頑張って夕食を作る事が出来なくなってしまうかも。
それも良し悪し。やっぱり今の距離がいいのかも。
それにしてもハンバーグを食べた後に これだけしっかり食べるってどう？
このセットは幸せだけど、前後でかなり調整しないと オーバーウェイトだ。
それにしても、幸せな夜だった。
＜この日 ラサンテでいただいたもの＞
アミューズ：グリンピースのポタージュとクグロフ
真鯛のカルパッチョ
カリフラワーとズワイガニのムース
サーモンのムニエル 焼き野菜のスープ仕立て
石田綿羊牧場の羊のロースト
チーズ：北海道内産のウォッシュチーズ二種、やぎ乳チーズ
ワイン：山崎ワイナリー ピノノワール ブリュット
グラスワイン 赤
ラ・サンテ
札幌市中央区宮の森一条6-5-1
011-612-9003
[月〜金] 18:00〜23:00(L.O)
[土] 12:00〜13:30(L.O)
18:00〜23:00(L.O)
[日・祝] 12:00〜13:30(L.O)
18:00〜22:00(L.O)
水曜・第2木曜休み
前回 BB団でラサンテに来た時のお話はこちら
ここはノースコンチネントから歩いてすぐの所にある。ここで
オードブル５皿のコースというのがあるので それを食べながらワインを
あけようというのだ。
メニューを見ながら、羊のコースというのも魅力的だよね等と話す。
しかし、我々はすでにハンバーグを食べた後だ。フルコースは無理でしょう。
それにこの羊のコースは１週間前までに予約が必要。今度ね、今度。
ワインはどれにしようかと見ていて、三笠の山崎ワイナリーのピノノワール
ブリュットが目に付いて、興味を引かれる。ロゼを造ろうと思って仕込んだ
ところ 少々発泡性になったという変り種。グラスに注いでもらうと、
桜色の淡いロゼの色がきれい。発泡は本当の微発泡で泡も殆どなくて 舌に
かすかに感じる程度。このくらいの微発泡はまだまだ乾燥が続いているこの時期
の札幌には向いている。桜色という色も春待ち気分がたっぷりの今にあっている。
発泡については、狙ってやった物ではないそうなので次の年にはもう出会えない
かもしれない。ワインはそんな所が楽しい。
さて、最初に出て来たショットグラスに入った グリンピースの冷製ポタージュ
を口に含むと あぁ春の香りだと嬉しくなる。春の香りも嬉しいし、季節と味が
結びついているという事も 自然と私が結びついているようで 嬉しい。
次に出て来た真鯛のカルパッチョは下に 焼きナスをたたいたものとととんぶり
を敷いてあった。焼きナスの焼いた香りが効いている。皮が真っ黒になるくらい
まで焼いて その黒い部分をきれいに取り除いて小さくした物。それらをカルパッチョ
と上に乗ったフェンネルなどのハーブと一緒に食べると うまーい。フェンネルって、
使える場面が少ないけれど、こういった時に威力を発揮する。お魚にオリーブオイル
をかけただけでは味わえない 色んな味が混ざったカルパッチョ。プロの仕事だなぁと感じる。
次のカリフラワーとズワイガニのムースは カリフラワーをムース上にした物に
ズワイガニの剥き身を包んであるもの。そして周りには 蟹の味たっぷりの黄金
スープをゼリーでゆるく固めた物がしいてある。
最初に見たときにはカリフラワーのムース表面がつるんとしていたので ちょっと
硬い物を想像していたのだけど、スプーンを入れてみると ふんわりとやわらか。
最初にムースだけを食べて あぁカリフラワーだと思っているとなかからズワイガニ
が出てくる。このズワイガニと一緒に食べるとまた味が変わる。そして、下に
敷かれているジュレのようなソースがまた 甲殻類の味わいたっぷり。クネルの
ソースはとっても濃厚な甲殻類のソースが美味しいけれど、このソースは黄金色に
輝いて 透明感があって軽いのだけど しっかり蟹の味がする。このソースも美味しいなぁ。
次がお魚のメイン料理とみまごう サーモンのムニエル。あれ？これはオードブル
５皿のコースだったよねぇと驚く。サーモンの皮がぱりっと焼けていてとっても
美味しい。下には焼き野菜とコンソメスープが少し。かりっと焼けたサーモンは
野菜の島の上にいるので ドライな状態。そのままかりっと食べても良いし、
スープに少し浸して食べてもよし。カリフラワーやブロッコリーにきれいな焼き目
が付いている。こんな風にコンソメに別に焼いた野菜を加えるというのも楽しいね。
一緒にスープで煮込まれたくったり玉ねぎも盛られている。
ひとつのお皿に 食感も 調理方法も違った物が一緒になっているってとっても贅沢。
最後にお肉のメイン、ゴルフボールぐらいの大きさの羊の塊をローストして半分
に切った物と野菜。中はレアなのだけど、切り難いというほどのレアじゃない。
口の中に入れて噛むと出てくる肉汁が幸せだ。あぁ、やっぱり今度は羊のフルコース
も食べたいなぁ。
最後のチーズにはワインが足らずに グラスで赤ワインを追加。
北海道産のウォッシュチーズを食べながら、本当に北海道もチーズのレベルが
上がってきたと感じる。北海道でワインとチーズを食べながら旅するという
ワインツーリズムが出来そうだ。ここに住んでいる幸せを感じる。
全体に プロのお皿ばかりで、これを自宅に帰って作ってみよう！という物
ではなく、プロの技を美味しくいただきますというものばかり。このあたりに
住みたいなぁ。でも、住んでしまうと「今日は疲れたから外食でも良い？」
という日が増えて 頑張って夕食を作る事が出来なくなってしまうかも。
それも良し悪し。やっぱり今の距離がいいのかも。
それにしてもハンバーグを食べた後に これだけしっかり食べるってどう？
このセットは幸せだけど、前後でかなり調整しないと オーバーウェイトだ。
それにしても、幸せな夜だった。
＜この日 ラサンテでいただいたもの＞
アミューズ：グリンピースのポタージュとクグロフ
真鯛のカルパッチョ
カリフラワーとズワイガニのムース
サーモンのムニエル 焼き野菜のスープ仕立て
石田綿羊牧場の羊のロースト
チーズ：北海道内産のウォッシュチーズ二種、やぎ乳チーズ
ワイン：山崎ワイナリー ピノノワール ブリュット
グラスワイン 赤
ラ・サンテ
札幌市中央区宮の森一条6-5-1
011-612-9003
[月〜金] 18:00〜23:00(L.O)
[土] 12:00〜13:30(L.O)
18:00〜23:00(L.O)
[日・祝] 12:00〜13:30(L.O)
18:00〜22:00(L.O)
水曜・第2木曜休み
前回 BB団でラサンテに来た時のお話はこちら
幸福もんにメッセージ
幸福もんへのメッセージはこちら↓から
カリフラワーとズワイガニのムースに、特別にひかれました。
by うさこ (2010-03-04 11:50)
＞うさこさん
やっぱり そこに惹かれましたか。
私のおいしかったーの気持が出ちゃったのだと思います。
by 幸福もん (2010-03-05 22:21)