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アバター [映画と本のお話]

今更という感じだけど、アバターを観てきた。
行くのを躊躇していたものの一つに 3Dの方式の違いによってかなり
映像に差があるので 出来ればIMAXでみたいと思っていたのだ。
しかしながら、日本で3館だか4館しかないIMAX方式で見ることが出来る
チャンスを待っていたら多分公開が終わってしまう。もうそろそろ 人も
少なくなっているだろうからと 札幌で見る事ができる3Dを観にいった。

3Dについては、字幕スーパーが一番手前に浮いてくるというのが一番
最初の感想。「自分が映画の中にいるほどだ!」というほどの感動は
無かった。これは方式の差なのかどうかまでは解らない。キャメロン監督も
IMAXを念頭に撮影したという事なので IMAXが一番向いているということは確か。
ただ、観ているうちにそこにありそうな気持ちになってくる。ある瞬間の
草の揺れや奥の風景など、手前に出てくるものよりも奥にあるものに違いを感じる。

約3時間とかなりの長編なのだけど、長さを感じなかった。
見ながら、宗教戦争や侵略を思う。一方的な価値感や文化を押し付けるなという事だ。
アバターの場合は必ずしもハッピーエンドではない。最後はハッピーエンド風
に仕上がっているが、大切な人は沢山死んでしまったし、大事な場所も荒れてしまった。
一方から見ると「未開」と切り捨てる事が、他方から見れば余計なお世話で
あるばかりではなく、本来気が付いているべき所を全く理解せずに過ごして
いるばか者なのだ。要は、いろんな価値感や考え方があるのだと言う事を
理解しようという事だ。
戦争という極端な手段を行使しなくても「こうした方が幸せなはず」という
押し付けは ありがた迷惑なだけだ。

なかなか実践する事は難しいけれど、自分以外の考え方の人も沢山いて 幸せ
というのはそれぞれ別の形があるのだということはしっかり心に留めておきたいと思う。


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mei

なかなか良かったですよね。
6歳の息子も3時間集中して見られました。
by mei (2010-04-09 23:36) 

幸福もん

>meiさん
meiさんの息子さんも楽しまれたのですね。
6歳児でも3時間集中出来るというのはすごいですね。
by 幸福もん (2010-04-10 22:49) 

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