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清洲会議 [映画と本のお話]

昨年封切りの映画なのだけど、つい最近みてきたのでこの映画のお話を少し。
清洲会議.jpg
私はあまり歴史に詳しくないのだけれど、信長、秀吉、家康くらいはさすがに知っている。そして、それぞれの殿様が描かれるとき、破天荒でカリスマ性をもった信長、出生はそれほど自慢できる物ではないかもしれないけれど人たらしの秀吉、狸親父の家康って感じに描かれる事が多い。
そんな人々を、豪華な俳優陣が演じていて 顔見世公演の様な映画だ。

信長が本能寺の変でなくなってから後の跡目争いについての会議前後のやり取りを描いたのがこの映画。だいたいの筋や結果については解っているという物を三谷幸喜の脚本・演出で膨らませるといったもの。

高貴な女性たちは眉毛を塗り籠めて「麻呂」眉にしていて お歯黒にしている。この世の男たちを惑わせたお市の方様は鈴木京香がやっている。眉無しでお歯黒の鈴木京香はぎょっとする程怖い。最初は誰かと思ったくらい。とても絶世の美女には見えない。眉がないのも、お歯黒も当時の人からすれば当然なのかもしれないけれど、見慣れていない我々からすると 違和感が大きい。
これが多くの武将を惑わせてきたお市の方なのだろうかと思いつつ観る。すると、不思議な事に だんだんと話が進んでくると、きれいに見えてくる。見慣れてくるせいなのか、それとも演出の力なのか。

歴史を知っている人が見れば、ちょいとしか出てこないこの武将、あの武将の背景も解るのだろうなぁと思いつつ、その辺を解らずにいる自分が悔しい。
中学や高校の時、歴史が覚えられず、この勉強は何の為になるのだろうかと思っていたけれど、人生を豊かにする為なのだなぁと実感するのでありました。

余談だけど、すごい俳優が沢山出ているこの映画で、最後のスタッフロールはどんな順番になるのだろうかと思っていたら あいうえお順だった。やられたと言った感じ。

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