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ブルー・ジャスミン [映画と本のお話]

平日のお休みは映画を観に行こう。
何にしようかなぁと決めたのがウッディ・アレンの映画「ブルー・ジャスミン」

離婚して それまでのセレブな生活から一転し、自分で働く生活を始めるジャスミンさんのお話。
精神を病んでいて、ウォッカと鎮静剤が手放せないジャスミン。そんな彼女が、それまで住む世界は違うのと思っていた妹の所に身を寄せる。
良くも悪くも、女性は結婚する相手によって、生活スタイルが大きく変わる場合が多い。だからと言って、セレブな生活が幸せとも限らないけれど。

最初、一文無しになったという姉を受け入れることにした妹の所に、ジャスミンはヴィトンのトランク2つとヴィトンのバックで、飛行機はファーストクラスに乗ってやってくる。お金が無いんだったらエコノミーでしょうと言う妹に「だって買っちゃったんだもの」。
それが普通で、他の席があるなんて考えもしなかった人。

今の生活と、セレブな頃の思い出が フラッシュバックするようなつくりで、ジャスミンの頭の中の流れを一緒になぞっていく。時に、今と昔の境があやふやになる。
思い出している時のジャスミンが怖いのだ。もともとヨーロッパではアイラインをしっかりと入れるメイクが中心だけど、そのアイラインにじんで目の下のクマをはっきりと浮き上がらせる。今そこにいながら、過去の記憶に生きている。

ウッディ・アレンなので、ちゃんちゃんと終わったりしないのだけど、人生ってこんな風に続いていくものだという気がする。
そんな映画でした。


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