銀しゃり：あじのねた：SSブログ

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銀しゃり　[おうちの食卓] [編集]

我が家では、米には雑穀をまぜて炊いている。色んな噛みごたえが
あって楽しんでいる。
しかし、知り合いから今年の新米「おぼろづき」を２合　おすそ分け
で貰ったので、白米だけで炊いた。
炊飯器を開けた途端に　ごはんがぴかーっと光る。あぁ、これが
銀シャリなのだ。本当に光っている。いつもくすんだ色の米を
見慣れているので　そのまぶしさは格別。

おぼろつきは北海道産米の中でも割と新顔。毎年新しい品種が
出てくるので、ニューフェースとはいかないけれど、量販されて　
店頭でも良く見かける品種としては新しい部類。
米袋いっぱいに八十九と書かれているので、「八十九」という
品種に見えてしまうお米だ。
ちなみに八十九はブランド名。米を作るのには八十八の工程が
あると言われているが、それよりもう一手間かけていますと言う
ことらしい。なんだかちょっと良いネーミングだ。
おぼろづきはやわらかい食感と強いねばりが特徴。

我が家では、かなり水分を少なく固めに炊くのが好み。水分少なめ
で炊くとその粘りが際立つ。かみ締めると米の味がしっかりする。
米粒のひとつひとつが立っていた。ごはんという一塊ではなく、
米それぞれが粒としてある感じ。
やっぱり新米、銀シャリは美しくて美味しい。

美味しい漬物でも用意すればよかったのだが、今日は仕事も遅くなり　
有りものの食卓。
ご飯はシンプルに、梅干と先日の豆腐の味噌漬けで食べた。
いつもは　１合で大人３人と私のお弁当分まで足りる米の消費が
少ない我が家だが、今日は夕食分だけで空っぽ。やっぱり美味しい米は食が進む。
残りの１合は美味しい漬物を買ってきた日に炊こう。