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バー・プルーフ [近所の食卓(札幌圏の飲食店)]

ヴァンテールから歩いてすぐの所にあるのが、我々の行きつけのバー、
バー・プルーフ。
行きつけとは言っても、最近は数ヶ月に1回くらいしか行かないので
「常連」とはいえないだろう。夜遅くまでかかると翌日大変だったり、
お腹が一杯になってしまったりと 飲むスタイルが少々変わって
しまったので、最後にバーに行かなくなっているのだ。

でも、桃のシーズンになると必ず行きたくなる。桃とシャンパンの
カクテル ベリーニを飲みたくなるのだ。普通のお店でベリーニを
頼むと、桃のリキュールを使って作ったりするけれど、ここの
ベリーニはももを丁寧に搾って裏ごしして、生の果汁を使って作って
くれる。自宅でまねをしてみたけれど、色が茶色っぽく仕上がったりと、
あまりきれいにいかないのだ。特別な事は何もしていませんよと
マスターは言うのだけれど、作るその腕が特別なのだろう。
黄桃.jpeg
ベリーニで再度、乾杯。バーカウンターの高い椅子に並んで座って、
薄暗い店内で酒瓶を眺めながら飲むのが良いのだ。ももでほんのり
桃色に色づいたシャンパングラスを眺めて 泡の行方を追いながら、
ゆるゆると会話をする。こんなシャンパンを飲みながら「激論」は
似合わない気がする。ただ、シャンパンを飲んでいても激論しちゃう
時はあるけどね。

ベリーニの後には、夏を感じるカクテル ミントジュレップ。
これまた手間のかかるカクテル。生のミントの葉をぷちぷち手で摘んで、
グラスの中に落としていく。グラスの半分ぐらいの量になった所で 
砂糖少々を加えてバースプーンでぐいぐいっと押して香りをだしてから
バーボンとクラッシュアイスを加えるのだ。暑い日の海辺が似合うカクテル。
ミントの香りをかぎながらストロー2本でちゅっと飲む。カクテルに
ストローが2本刺さってくることは結構あるけれど、最初はあれを
どうやって使って良いのか迷った。どうやら2本一緒にくわえて飲むので
いいらしい。1本では口に入る量が少ないかららしい。確かに、2本で
吸った方が丁度良い量が入ってくる。ただ、気をつけないとじゅっと
いうあまり上品ではない音を立ててしまう。まぁ、夏のことだから許して貰おう。

そんな夏のカクテル二種を味わって今日のコースはおしまい。
美味しい物を食べて、飲んで、お腹が一杯。
ふんわりとゆるんだ頭の中で幸せの物質がシャワーのように出ている気がした。
そんな夏の夜。

バー・プルーフ
北海道札幌市中央区南三条西3 都ビル 5F
18:00-1:00 日曜休

以前プルーフに行ったときのお話はこちら
同じコースで飲んでいて驚く。我々は驚く程 進歩がないのである。

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koto

桃は絵の素材として魅力を感じます。
私も描きたいと思うんだけど、毎年旬の時期を逃してます。
それに、買ったらすぐ食べちゃうし~
by koto (2009-08-12 09:01) 

miopapa

うっ・わぁーーー
  桃だ、モモだ!って、
つい言いたくなりそうに素敵な絵ですね!
by miopapa (2009-08-12 11:37) 

幸福もん

>kotoさん
そうなんですよね。食べ物って、描きたいと思っても
ちゃっちゃと描かないと食べちゃうんですよね。
私も「まってまって、今描いてるから」って感じです。

>miopapaさん
ありがとうございます。
桃って色といい形といい、描きたくなってしまいますね。
by 幸福もん (2009-08-12 23:07) 

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