塩豚のグリル

この日は　あまり手間をかけずに済ます予定だった。だから前日
から塩豚を仕込んでおく。
豚ロース塊肉に　大匙1杯ほどの塩をすり込んで　ビニール袋に
入れて冷蔵庫で寝かせるだけ。1日か2日目だと表面を洗って　
そのままスライスして焼くだけで美味しい。残った物はもう
しばらくおいて熟成させてからゆで豚にして食べる予定。
じっくりと茹でた汁はスープとして美味しいし、豚も熟成感が
あっておいしくなる。

生ハムだってこうして塩をまぶしておいておくのだから、塩って
偉大だ。単なる豚の肉がちょっとねっとりとした濃厚な味になって
くる。野菜などは新鮮な物が美味しいけれど、漬物やこういった
漬け肉って時間が美味しさを作ってくれる。簡単なのに美味しい
って素晴らしい。

この日の食後のチーズは山羊乳チーズに色んなハーブをまぶした
チーズ。夏は山羊乳チーズの季節だけど、山羊の草の香りがする
乳にハーブは良く合う。ローズマリーやパプリカなどがくっついて、
タラゴンの甘い香りが特徴的。ローズマリー以上に主張していた。
ぽろぽろとした真っ白の山羊乳チーズにハーブの緑がまぶされて、
見た目にもきれい。夏を感じるなぁ。
夏には夏の良さがあり、夏の美味しさがある。

＜この日の夕食＞
オリーブマーケットのオリーブ
ニンニクのオリーブオイル煮
蒸し野菜（キャベツ・ニンジン・セロリ）
塩豚のグリル
水菜のサラダ　パッションフルーツソース
ルルドのパン：ドゥミバゲット・クルミとクランベリーのパン・無花果のパン
チーズ：ツィーゲンケーゼトルテ
ワイン：ヤマザキ　ピノノワール2006

タグ：山羊乳 チーズ 塩豚