金沢21世紀美術館 [旅のお話]
2010年春の列車の旅 その5
金沢で行きたいと思っていたのがこの金沢21世紀美術館。
緑いっぱいの敷地の中にまあるい形の美術館。敷地内にはホルンの先っぽの
ような物が地面からいくつか生えている。これは地下で繋がっていて、
その一つでつぶやくと 30メートルぐらい離れた別の場所にあるホルンに
響くというもの。どれとどれが繋がっているか解らないので、片方でつぶやきつつ
相方がどれに繋がっているか探す。ちょいと面白い。
他にも、いろんなオブジェなどが置かれている。ピンクや青のプラスティック
パネルを真上から見ると渦巻き状になるように作られた物は 人が自由に入れる
大きさ。
それらに入って面白がる。小さな子供がやって来て遊ぶのによさそう。こんな風に
自然に美術にふれあえるのって良いな。
美術館そのものは周りはガラス張りになっていて中には大小様々の形の展示ブース
が25ばかりある。中には託児所や、ワークショップなどもあった。無料で入れる
スペースも多くて 近くに住んでいたら定期的に来たくなりそうだ。
現在の展示物はヤン・ファーブル×舟越桂 新たなる精神の形というもの。
舟越桂さんは首がすうっと長めの人物などで どこかで目にしたことがある。
彫刻と彫刻のためのデッサンを中心に展示してあった。
ヤン・ファーブルはどくろや昆虫などを、モチーフにしたオブジェが中心。
この2人の世界が 小さなボックスのような12カ所の展示場に展示されているのだ。
これは金沢21世紀美術館の面白いところだと思うのだけど、4畳半ぐらいの狭さから
30畳以上の広さの色々な箱に展示されている。一つ一つが小さな世界を形作っていて、
それらを順不同で巡っていくのだ。
通常の美術館だと 広い展示場に仕切りをつくって、だいたいの順路が決まった中を
巡っていく形になっている。良くも悪くも全体が繋がっている。それがここでは
一つの展示場を出ると光がさんさんと降り注ぐサンルームのような場所を通って次の
展示場に行くのだ。それも順番はなく こっちを見てみようかと夜店をふらふらと
渡り歩く感じ。この自由な形が面白かった。
空いたスペースには椅子などもあるし、展示場の外に作品が何気なく置かれていたりする。
なんだか自由に感じられる物が沢山ある。美術にふれあっていると言うのが気持ちよい。
形は違うけれど、札幌にも彫刻の森美術館など 自由にふれあえる形の美術館が有る。
旅先では美術館によく行くのに、地元では意外に行く機会が少ない。もったいない事を
しているな。また今度行ってみようかな。
旅に出ると そんな日常も見直せる。これが旅の効用ひとつ。
金沢21世紀美術館
〒920-8509 石川県金沢市広坂1丁目2番1号
Tel:076-220-2800 / Fax:076-220-2802
10:00-18:00(金土は20:00まで)
ヤン・ファーブル×舟越桂 新たなる精神のかたち は8/31まで
金沢で行きたいと思っていたのがこの金沢21世紀美術館。
緑いっぱいの敷地の中にまあるい形の美術館。敷地内にはホルンの先っぽの
ような物が地面からいくつか生えている。これは地下で繋がっていて、
その一つでつぶやくと 30メートルぐらい離れた別の場所にあるホルンに
響くというもの。どれとどれが繋がっているか解らないので、片方でつぶやきつつ
相方がどれに繋がっているか探す。ちょいと面白い。
他にも、いろんなオブジェなどが置かれている。ピンクや青のプラスティック
パネルを真上から見ると渦巻き状になるように作られた物は 人が自由に入れる
大きさ。
それらに入って面白がる。小さな子供がやって来て遊ぶのによさそう。こんな風に
自然に美術にふれあえるのって良いな。
美術館そのものは周りはガラス張りになっていて中には大小様々の形の展示ブース
が25ばかりある。中には託児所や、ワークショップなどもあった。無料で入れる
スペースも多くて 近くに住んでいたら定期的に来たくなりそうだ。
現在の展示物はヤン・ファーブル×舟越桂 新たなる精神の形というもの。
舟越桂さんは首がすうっと長めの人物などで どこかで目にしたことがある。
彫刻と彫刻のためのデッサンを中心に展示してあった。
ヤン・ファーブルはどくろや昆虫などを、モチーフにしたオブジェが中心。
この2人の世界が 小さなボックスのような12カ所の展示場に展示されているのだ。
これは金沢21世紀美術館の面白いところだと思うのだけど、4畳半ぐらいの狭さから
30畳以上の広さの色々な箱に展示されている。一つ一つが小さな世界を形作っていて、
それらを順不同で巡っていくのだ。
通常の美術館だと 広い展示場に仕切りをつくって、だいたいの順路が決まった中を
巡っていく形になっている。良くも悪くも全体が繋がっている。それがここでは
一つの展示場を出ると光がさんさんと降り注ぐサンルームのような場所を通って次の
展示場に行くのだ。それも順番はなく こっちを見てみようかと夜店をふらふらと
渡り歩く感じ。この自由な形が面白かった。
空いたスペースには椅子などもあるし、展示場の外に作品が何気なく置かれていたりする。
なんだか自由に感じられる物が沢山ある。美術にふれあっていると言うのが気持ちよい。
形は違うけれど、札幌にも彫刻の森美術館など 自由にふれあえる形の美術館が有る。
旅先では美術館によく行くのに、地元では意外に行く機会が少ない。もったいない事を
しているな。また今度行ってみようかな。
旅に出ると そんな日常も見直せる。これが旅の効用ひとつ。
金沢21世紀美術館
〒920-8509 石川県金沢市広坂1丁目2番1号
Tel:076-220-2800 / Fax:076-220-2802
10:00-18:00(金土は20:00まで)
ヤン・ファーブル×舟越桂 新たなる精神のかたち は8/31まで
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