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錦水庵 [ちょっと遠くの食卓(道内の飲食店)]

錦水庵

小林酒造とセットで行ったのは お酒の仕込み水を使用してお蕎麦を作っている錦水庵。
ここでは お蕎麦のコースがあって 酒飲みにはちょいと嬉しい。
この日は11時45分ぐらいに到着したのだけど 満席という事で 携帯電話の番号を伝えて 席が開いたら教えてもらう事にする。そんな待ち時間に 小林酒造やその周辺をふらふら。
丁度 紅葉が美しい時期で、小林酒造の外にあるもみじが綺麗な深紅に染まっていた。木も美しいのだけど、黒いアスファルトに赤をメイン、黄色も加わったもみじの葉が散らばっている様子は 反物の様でため息が出る美しさ。
そんな秋を感じていると 席があいたという連絡。いそいそとお店に向かう。

迷わず 2000円のコースをお願いする。このコースは甘味かお酒を選ぶ事ができるのだけど、この日は甘味を選び お酒は追加で注文という事にする。
コースは、そば焼味噌、蕎麦サラダ、鴨のお料理、鴨味噌田楽、そば2種盛り、そばがき汁粉という流れ。

何より最初のそば焼味噌が美味しい。
錦水庵_0001.jpg
しゃもじに木の葉形に盛られたお味噌には 蕎麦の実や葱が入り 焼いた味噌の香ばしさと共にお酒のお供にちょうど良い。当然、小林酒造のお酒が頼めるので お銚子でいただいて1杯やりながら焼味噌をちみちみと食べる。

この日の鴨のお料理は 鴨焼と葱。鴨と葱は鉄板の組み合わせ。芥子がついてくるので 芥子をつけながらいただく。夏もいいけれど、やっぱり鴨は寒くなると食べたくなる。鴨には山椒が欲しくなるのだけど、残念ながらテーブルには七味。芥子もいいのだけどね。この辺は好みの問題もあるのだろうな。

揚げ茄子に 鴨のそぼろ味噌を掛けた田楽は 豪勢な逸品。そぼろがやや荒挽きなのが ちょうど良い。鴨蕎麦などを作っていると 端の方などが出てくる。それらをそぼろにしたお蕎麦屋さんならではの肉味噌。これは美味しいよねぇ。

〆のおそばはせいろと田舎そばの2種盛り。
ここのお蕎麦はせいろもしっかりとした噛み応えがあるもの。細めにきられているお蕎麦でつるつるっといただいて 上品な香りを楽しむ。色が濃い田舎そばは 存在感のある太さ。こっちは ちょいとかんで お蕎麦の味わいを楽しむ。この両方が楽しめるっていうのいいね。

今回初めていただいたのが 食後の甘味。
ぽってりと柔らかく練り上げられた蕎麦がきに 漉し餡がたっぷり。いつもはあんこはあんまりと 敬遠する所なのだけど、なぜかこの日は食べたくなった。冬が近いせいなのかもしれない。
蕎麦がきの柔らかさとおいしさにつられて あんこもふくめて 綺麗にたべてしまった。

普通列車に乗り継いで2時間ぐらいの道のりだから、ちょっとした小旅行というのもまた気分を盛り上げてくれるのだと思う。
さて、次の列車を乗り過ごすと 2、3時間は待たなくちゃいけなくなるから 遅れないようにしなくっちゃね。

錦水庵
北海道夕張郡栗山町錦3丁目93番地
TEL:0123-73-7171
11:00-16:00
火曜定休

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コメント 2

macinu

2000円コース美味そうです~!!お酒すすんじゃいますね~!!
by macinu (2012-11-06 02:01) 

幸福もん

>macinuさん
そうなんです。進んじゃいます。
by 幸福もん (2012-11-07 22:13) 

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