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オーベルジュ 花季(はなごよみ) [旅のお話]

初夏の旅 その7

ランチを食べたら 東京駅から踊り子に乗って伊東へ。
今回は伊東の温泉宿でもう1泊する予定。そのお宿は 1日2組限りのオーベルジュ。
伊東駅からタクシーに乗ると、かなり奥の方に入っていく。そこは、温泉街とは全く違う静かな住宅街の中にあるお宿でした。

暖簾をくぐってお宿に入ると、なかは薄暗いホール。ここで女将さんにお相手してもらいつつ冷たいお茶をいただく。お茶と一緒に手作りらしい和菓子と先ほど摘みましたといった風情のあじさいのはな。
花ごよみ.jpg
その女将さんは80代だということなのだけど、ピンシャンしていらっしゃる。
ここは女性3代でやっている宿と聞いていた。女将さんが50代を過ぎた頃に買ったお家で始めたオーベルジュ。女将さんのお母さんと娘さんの3代でやられていたらしい。お母さんは102歳になられ、足が悪くなられたものの、手は動くので手伝えるよとおっしゃっているそう。

オーベルジュなので、宿のサービスはあっさりしたもの。
3階層になっていて、2階部分と3階部分に客室が1つづつ。食事は1階の食事処でとる。とても豪勢な普請ではないけれど、清潔で気持ちが良い。個室には温泉が引かれていて、ゆったりと過ごすことができる。
まるでおばあちゃんの家に泊まりに来たような ゆったりとした雰囲気。
宿の目の前を川が流れていて 喧噪は遠いけれど、川の流れる音がよく聞こえる。この時は特に前日までの雨の影響で水量が増えていた事もあってより川の音が響いていたらしい。

部屋に案内されたら、温泉に入り、ごろんと横になってうとうと。
なんだかとっても時間がゆっくりと流れている。

食事処は2か所に分かれていて、基本的にもう一方のお客さんと顔を合わせることはない。お忍びでやってくるお泊りにも最適。
ここでは、特に何もしないで ゆっくりと時間を過ごし、美味しい食事を食べて 寝るという他に何もしない事が大切な場所でした。

さてさて、そろそろ夕食の時間でしょうか。

オーベルジュ 花季(はなごよみ)
静岡県伊東市岡75-32
0557-38-2020
火曜日休み

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