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札幌国際芸術祭2014 [まつわらない話]

札幌国際芸術祭2014が7月19日にスタートした。
これは今年初めて行われるもので、坂本龍一さんをゲストディレクターに迎え、札幌の色んな場所で芸術的なプログラムが開催されるというもの。
坂本龍一さんはこの芸術祭が始まる直前に闘病生活に入られたけれど、企画段階からしっかりと入り込んで来られた。

人間と自然が共生する、新しい都市のかたちへというのがサブテーマ。
2ヶ月強というロングランで行われるこの芸術祭。こういった芸術祭でイメージするのは複数の美術館などで リンクした企画展を行うという様な物なのだけど、それだけではない。札幌の街中でも 芸術祭が行われているのだ。
無料の物も沢山あり、中心部にショッピングに行ったついでにひょいと立ち寄るなんて事もできる。

今回 我々が立ち寄ったのは 道庁赤れんがの中で開催されている伊福部昭・掛川源一郎展。
伊福部昭さんというのは、ゴジラのテーマ音楽を作った方。釧路で生まれ育った方で小さい頃にアイヌ民族との関わりが深く、その経験が音楽制作にも大きな影響を及ぼしたという。
掛川源一郎さんは室蘭市生まれの写真家。アイヌ民族の暮らしや風景を写真に撮っていた方。
北海道で生活をしていると、アイヌ民族の影響を感じる事が沢山ある。地名などもそう。一緒に暮らして行く仲間として近しい気がする。
そんなアイヌ民族の音楽や風俗を見つめ、ご自分の中で昇華した芸術家お二人。
その様子を感じる。

この企画展はなんと無料。
道庁赤れんがという街の真ん中にある歴史的建造物の中で こういった芸術に触れる。それが楽しい。他にも、地下通路の中で行われるイベントなど 色んな所で芸術に触れる事が出来る。
また、今札幌ではPMF(パシフィック ミュージック フェスティバル)という若手音楽家を集めて育てるというイベントも行われていて、街には楽器を持った色んな国の若者が沢山歩いている。PMFでもオープンな場所で催されるイベントなどもあり オーケストラに気軽に触れる機会がある。

普通に暮らしている中で、自然とこういった物に触れられるというのはとっても嬉しい。
美術館にも足を運んで 企画展を観てみようかな。
こんな街である札幌に住んでいる嬉しさよ。

札幌国際芸術祭2014
2014年7月19日〜9月28日

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